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特集
初音ミク「サイハテ」のカバーを発売-フルカワミキインタビュー
スーパーカーのベース・ボーカルとしてデビューし、現在、ソロアーティストとして多方面で活動するフルカワミキさん。ニコニコ動画で130万回再生を超える、ボーカロイド"初音ミク"を使った人気楽曲「サイハテ」のカバーをリリースすることが発表され、話題沸騰中のフルカワさんにお話を伺ってきました。
──ボーカロイドのカバー曲「サイハテ」をリリースすることになった経緯を教えて下さい。
最近、テレビよりもインターネットで面白いものを探すことが多くなって、よく情報交換してる友人に「いろんな人たちが自作で曲を作って、ボーカロイドに歌わせていて、すごいのたくさんあるよ」って話を聞いたんです。それで、ボーカロイド系の動画を見ていたら、その中のひとつに「サイハテ」があって・・・
──最初に聴いた時、どう思いました?
なんかこれ人が歌ってもいいよね、というか、最初に聴いたときに、人が歌ってる様子が想像できたんです。あと、曲のつくり方とか、聞いてるものや好きなものが自分と近い感じがして、興味を持ちました。

──そこから自分がカバーして歌うというのはすぐに直結しました?
ニコニコ動画で、他にも「歌ってみた」って、やってる人たちがいるじゃないですか。人が歌う用のオケになったらできるかなと思って、制作者の小林オニキスさんにコンタクトをとりました。「カバーしてみたいんですけど、どうですか?」って。
──オファーしたとき、小林オニキスさんの反応は?
「スーパーカー聞いてました!今、人生の天王山に登っています!」って(笑)
音楽を生業としている人と関わる事自体に興味ないって言われたら別にこの企画が成立しなくてもいいと思っていたんですけど、向こうも知っててくれたんですよね。しかも、実はスーパーカーの曲を参考にしていたという話もしていて。だから、わたしがボーカルにのるということ自体は、納得の上でOKしてくれました。
──小林オニキスさんにしてみたら、狙い通りのオファーですよね。
最初にお会いしたときに、あらかじめデモをつくって「こんな感じでやりたいんですけど」っていうのを持っていったんですけど「全然大丈夫です」って。許可をいただいて、楽曲制作はこちらでやらせてもらうとう形で進めました。
小林オニキスさん作「サイハテ」オリジナルPV
──どんな風にアレンジしようと思いましたか?
ガラリとニュアンス変えるつもりはなかったんです。
歌詞は人間的な切ない内容なのに、それをヴォーカロイドが淡々と歌う、そのコントラストが潔いなと思っていたし、そのコントラストの間を聴き手が想像力を膨らます空間だとも思うので、その感覚は残したいなと思いました。テンポは人が歌えるくらいにして。元々、ボーカロイド用につくられた曲なのですごく速いんですよ。後は、音は「このへんこうだったらいいのにな」と思う音色選びをしていった感じですね。

──実際に歌ってみてどうでした?
難しいですね。人の歌うテンポにしたんですけど、それでも難しい。わたしは、言葉が多い曲ってあまりつくらないので、歌いながら、すっごい難しいな・・・と思いました。キーもが若干高めで早い曲って難しいです。
──カップリング曲にテイ・トウワさんのリミックスバージョンも収録されてるとのことですが、これはどんな感じになってるんでしょうか。
聴いたときに映像が浮かんできて、それが、ビットの荒いゲーム世界の中を進みながら、現実世界と行ったり来たりしてるようなイメージだったんです。ビットの荒い世界となめらかな世界が共存してるようなイメージかな。
おまかせしますって感じだったんですけど、なんとなくわたしの好きな感覚を探って構築してくれたと思います。
──情報を公開してから、まわりの反響ははどうですか?
あ、わからないです・・・。わたしあんまり、情報解禁したあとの反応気にしないんですよ。でも、思ったよりいい反応だっていうのは聞いてます。
「サイハテ」は、ネットの中でみんなに愛されてる曲だし、ボーカロイドという特殊な方法論を使っていて、人肌がないものだからこそ広がりがあったような気がするんです。だから、人間わたしが歌うことに対して、色んな意見も飛び交うだろうし、いやな思いをする人もいるかと思ったんですけど・・・「サイハテ」のひとつのバージョンとして考えてもらえればいいなと思ってます。今は音楽も、好きなバージョンを好きなように好きなときに聞ける世の中だから。 気に入っていただけたら聴いてみてください、という感じです。
──フルカワさんが音楽をはじめたきっかけを教えてください。
暇だったんです。わたしは青森県の八戸市出身なんですが、街の中に刺激を受ける場所がなくて・・・。まだ携帯もなかった時代だし、学校内の情報のやりとりだと、わたしの知ってることは友達も知ってるという状態だったので、もっと色んなことを知りたかったし、何かやりたいなと思って。
──なるほど。それで「バンドやろう」みたいな。
単純にバンドくらいしか思い浮かばなくて。他の人と知り合うきっかけが、CD屋とか楽器屋の「メンバー募集」みたな掲示板しか考えられなかったんですよ。それでメンバー募集をしたのがはじまりで、16歳の時にスーパーカーを結成しました。バンドはじめて半年くらいでレコード会社から声がかかって・・・
──それですぐにデビューですか?
元々音楽をやっていたわけではなかったので、デビューが決まってから必死で楽器の練習しました。 18歳の時にデビューして、1年ちょっとは出稼ぎみたいな感じで往復してました。でももう東京に来て11年ですね。
──普段はどんな感じで過ごしてるのか教えて下さい。
ブラブラしてます。かなり外を歩きます。運動もしてます。時間があればジムに行って、バーベルとか持ってスクワットしたり、ウェイトトレーニングをしてますね。代謝も悪くなってたし、ちょっと体力をつけなきゃっていうのもあるんだけど、運動してると心が平和に保たれるんで(笑)
ひとつの動作に集中できるので余計なこと考えないで済むんです。

──どのへんをブラブラしてるんですか?
えーいろいろ・・・(小声で)なんでここに?ってところに結構行きますよ。浅草行って見たり、秋葉原に電気見に行ったり、散歩が好きなんで公園とかフラフラ散歩してひなたぼっこして・・・って、老後みたいだけど(笑)
人間観察が好きなので、普段乗らないバスにあえて乗ってみたりして、景色とか、その瞬間にしか出会えないものを見るのが好きです。
──インターネットでは、どんなサイトを見てますか?
ランダムに、一般の人のブログを見たりしますね。検索でなんとなく辿り着いたり、仕事とも全然関係ないブログなんですけど。
そういうの見てると、あえて「ブログ」という方式を使って公開しているのにも関わらず、他人が見てるっていう意識があまりない気がして、そこが面白いんです。書いてる人は誰が見てるかわからないじゃないですか。
──あなたのブログ、実はフルカワミキが見てるかも!ってことですね。他に、最近はまったとか、気になってることがあったら教えてください。
気になってるというか、疑問を投げかけたいことがひとつあるんですよ。
化粧水のシートパックってあるじゃないですか。化粧水の液体にしみてて、折りたたんであるやつ。あれを広げたとき、どっち側を顔に付けたらいいのか、わからないんですよ。どっちが正しいのかすごい気になって。
──確かに、どっちが表って説明書いてないですよね(笑)わたしはなんとなく、折りたたんである内側が正しいような気がしてますけど。
そう。人の心理的にはそうなんですけど、表側のほうが液体がたっぷり付いてそうだし、本当のところどっちなんだろう?って(笑)
──最近はDJもやってますよね。
はい。今年から、ちょこちょこ。クラブイベントで、声かけてもらえばやらせてもらてます。前から「ミキちゃんDJやらないの?」って言われることがよくあって、やってみたいなって思ってたんですけど、中々機会がなくて。今年、Buffalo Daughterのイベントで「DJをやったことない人にDJをやってもらう」っていう企画があって、それでいいなら・・・って(笑)
──それから本格的にはじめたんですね。
そうですね。もうちょっと練習してやってみたいなって思って。自分の好きな曲とかかかけて、その場の空間が彩られればいいなと思ってるんですけど、たまにほんとに全然ウケないとかあって(笑)ここのイベントにテクノはだめだったーとか。お客さんの反応はすぐわかります。あとは、踊るというより「ほんとにDJやるんだ」って感じでガン見されたり。でも単純に好きな曲で掛けて盛り上がっている時は楽しいですね。
──最後に今後の予定を教えて下さい。
サイハテは、Sony Musicのサイトで試聴がはじまっていて、着うたは11月11日から配信されています。 PVは近日公開予定なんですが、まだ決まっていなくて、あとは来年頭あたりにアルバムを出す予定です。
視聴はこちら(Sony Music)
取材:トミモトリエ
今、人生の天王山に登っています!って(笑)
──ボーカロイドのカバー曲「サイハテ」をリリースすることになった経緯を教えて下さい。
最近、テレビよりもインターネットで面白いものを探すことが多くなって、よく情報交換してる友人に「いろんな人たちが自作で曲を作って、ボーカロイドに歌わせていて、すごいのたくさんあるよ」って話を聞いたんです。それで、ボーカロイド系の動画を見ていたら、その中のひとつに「サイハテ」があって・・・
──最初に聴いた時、どう思いました?
なんかこれ人が歌ってもいいよね、というか、最初に聴いたときに、人が歌ってる様子が想像できたんです。あと、曲のつくり方とか、聞いてるものや好きなものが自分と近い感じがして、興味を持ちました。

──そこから自分がカバーして歌うというのはすぐに直結しました?
ニコニコ動画で、他にも「歌ってみた」って、やってる人たちがいるじゃないですか。人が歌う用のオケになったらできるかなと思って、制作者の小林オニキスさんにコンタクトをとりました。「カバーしてみたいんですけど、どうですか?」って。
──オファーしたとき、小林オニキスさんの反応は?
「スーパーカー聞いてました!今、人生の天王山に登っています!」って(笑)
音楽を生業としている人と関わる事自体に興味ないって言われたら別にこの企画が成立しなくてもいいと思っていたんですけど、向こうも知っててくれたんですよね。しかも、実はスーパーカーの曲を参考にしていたという話もしていて。だから、わたしがボーカルにのるということ自体は、納得の上でOKしてくれました。
──小林オニキスさんにしてみたら、狙い通りのオファーですよね。
最初にお会いしたときに、あらかじめデモをつくって「こんな感じでやりたいんですけど」っていうのを持っていったんですけど「全然大丈夫です」って。許可をいただいて、楽曲制作はこちらでやらせてもらうとう形で進めました。
小林オニキスさん作「サイハテ」オリジナルPV
人肌がないものだからこそ広がりがあった
──どんな風にアレンジしようと思いましたか?
ガラリとニュアンス変えるつもりはなかったんです。
歌詞は人間的な切ない内容なのに、それをヴォーカロイドが淡々と歌う、そのコントラストが潔いなと思っていたし、そのコントラストの間を聴き手が想像力を膨らます空間だとも思うので、その感覚は残したいなと思いました。テンポは人が歌えるくらいにして。元々、ボーカロイド用につくられた曲なのですごく速いんですよ。後は、音は「このへんこうだったらいいのにな」と思う音色選びをしていった感じですね。

──実際に歌ってみてどうでした?
難しいですね。人の歌うテンポにしたんですけど、それでも難しい。わたしは、言葉が多い曲ってあまりつくらないので、歌いながら、すっごい難しいな・・・と思いました。キーもが若干高めで早い曲って難しいです。
──カップリング曲にテイ・トウワさんのリミックスバージョンも収録されてるとのことですが、これはどんな感じになってるんでしょうか。
聴いたときに映像が浮かんできて、それが、ビットの荒いゲーム世界の中を進みながら、現実世界と行ったり来たりしてるようなイメージだったんです。ビットの荒い世界となめらかな世界が共存してるようなイメージかな。
おまかせしますって感じだったんですけど、なんとなくわたしの好きな感覚を探って構築してくれたと思います。
──情報を公開してから、まわりの反響ははどうですか?
あ、わからないです・・・。わたしあんまり、情報解禁したあとの反応気にしないんですよ。でも、思ったよりいい反応だっていうのは聞いてます。
「サイハテ」は、ネットの中でみんなに愛されてる曲だし、ボーカロイドという特殊な方法論を使っていて、人肌がないものだからこそ広がりがあったような気がするんです。だから、人間わたしが歌うことに対して、色んな意見も飛び交うだろうし、いやな思いをする人もいるかと思ったんですけど・・・「サイハテ」のひとつのバージョンとして考えてもらえればいいなと思ってます。今は音楽も、好きなバージョンを好きなように好きなときに聞ける世の中だから。 気に入っていただけたら聴いてみてください、という感じです。
暇だったんです
──フルカワさんが音楽をはじめたきっかけを教えてください。
暇だったんです。わたしは青森県の八戸市出身なんですが、街の中に刺激を受ける場所がなくて・・・。まだ携帯もなかった時代だし、学校内の情報のやりとりだと、わたしの知ってることは友達も知ってるという状態だったので、もっと色んなことを知りたかったし、何かやりたいなと思って。
──なるほど。それで「バンドやろう」みたいな。
単純にバンドくらいしか思い浮かばなくて。他の人と知り合うきっかけが、CD屋とか楽器屋の「メンバー募集」みたな掲示板しか考えられなかったんですよ。それでメンバー募集をしたのがはじまりで、16歳の時にスーパーカーを結成しました。バンドはじめて半年くらいでレコード会社から声がかかって・・・
──それですぐにデビューですか?
元々音楽をやっていたわけではなかったので、デビューが決まってから必死で楽器の練習しました。 18歳の時にデビューして、1年ちょっとは出稼ぎみたいな感じで往復してました。でももう東京に来て11年ですね。
運動してると心が平和に保たれるんで
──普段はどんな感じで過ごしてるのか教えて下さい。
ブラブラしてます。かなり外を歩きます。運動もしてます。時間があればジムに行って、バーベルとか持ってスクワットしたり、ウェイトトレーニングをしてますね。代謝も悪くなってたし、ちょっと体力をつけなきゃっていうのもあるんだけど、運動してると心が平和に保たれるんで(笑)
ひとつの動作に集中できるので余計なこと考えないで済むんです。

──どのへんをブラブラしてるんですか?
えーいろいろ・・・(小声で)なんでここに?ってところに結構行きますよ。浅草行って見たり、秋葉原に電気見に行ったり、散歩が好きなんで公園とかフラフラ散歩してひなたぼっこして・・・って、老後みたいだけど(笑)
人間観察が好きなので、普段乗らないバスにあえて乗ってみたりして、景色とか、その瞬間にしか出会えないものを見るのが好きです。
──インターネットでは、どんなサイトを見てますか?
ランダムに、一般の人のブログを見たりしますね。検索でなんとなく辿り着いたり、仕事とも全然関係ないブログなんですけど。
そういうの見てると、あえて「ブログ」という方式を使って公開しているのにも関わらず、他人が見てるっていう意識があまりない気がして、そこが面白いんです。書いてる人は誰が見てるかわからないじゃないですか。
──あなたのブログ、実はフルカワミキが見てるかも!ってことですね。他に、最近はまったとか、気になってることがあったら教えてください。
気になってるというか、疑問を投げかけたいことがひとつあるんですよ。
化粧水のシートパックってあるじゃないですか。化粧水の液体にしみてて、折りたたんであるやつ。あれを広げたとき、どっち側を顔に付けたらいいのか、わからないんですよ。どっちが正しいのかすごい気になって。
──確かに、どっちが表って説明書いてないですよね(笑)わたしはなんとなく、折りたたんである内側が正しいような気がしてますけど。
そう。人の心理的にはそうなんですけど、表側のほうが液体がたっぷり付いてそうだし、本当のところどっちなんだろう?って(笑)
たまにほんとに全然ウケないとかあって
──最近はDJもやってますよね。
はい。今年から、ちょこちょこ。クラブイベントで、声かけてもらえばやらせてもらてます。前から「ミキちゃんDJやらないの?」って言われることがよくあって、やってみたいなって思ってたんですけど、中々機会がなくて。今年、Buffalo Daughterのイベントで「DJをやったことない人にDJをやってもらう」っていう企画があって、それでいいなら・・・って(笑)
──それから本格的にはじめたんですね。
そうですね。もうちょっと練習してやってみたいなって思って。自分の好きな曲とかかかけて、その場の空間が彩られればいいなと思ってるんですけど、たまにほんとに全然ウケないとかあって(笑)ここのイベントにテクノはだめだったーとか。お客さんの反応はすぐわかります。あとは、踊るというより「ほんとにDJやるんだ」って感じでガン見されたり。でも単純に好きな曲で掛けて盛り上がっている時は楽しいですね。
──最後に今後の予定を教えて下さい。
サイハテは、Sony Musicのサイトで試聴がはじまっていて、着うたは11月11日から配信されています。 PVは近日公開予定なんですが、まだ決まっていなくて、あとは来年頭あたりにアルバムを出す予定です。
視聴はこちら(Sony Music)
フルカワミキ1995年、本人のバンド募集の張り紙をきっかけに、「スーパーカー」を結成。1997年に「cream soda」でメジャーデビュー。 2006年に1stソロアルバム「Mirrors」をリリース。 ベース&ヴォーカルとして、そのプレイやヴォーカルの存在感は比類無きものとして評価され、自身のバンドだけに留まらず多くのアーティストの作品に参加する。 また、その活動は自身の持つパーソナリティー故に音楽的フィールドだけでなく、CMやアート、ファッションの分野でも活躍。 その卓越したセンスにより自身のジャンルを確立し、音楽的アプローチにも多大な影響を与えた。
フルカワミキ 公式ウェブサイト
post by トミモトリエ | 2009.11.20 10:14 | トラックバック(0)
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