ガール・ミーツ・ガール
「ガール・ミーツ・ガール」は、「飾らない女の子」をテーマにした女同士のフォトセッション&インタビュー。ゲストにとって「飾らない場所」でデートしながら、女の子の本音に迫ります。

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「子供の頃は、大人でした」Coba-U

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第一回目のゲストは、ファーストアルバム『童謡レゲエ』が話題のアーティストCoba-U(コバユー)。ミルキーヴォイスでレゲエを歌うレゲエドールとして、ライブを中心に活動する。デートの場所は下北沢。彼女はこの街で、謎の黒い生命体(菌)と一緒に暮らしているという。

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「地球で生きてます」

── 自己紹介してください。

はじめまして、Coba-U(コバユー)です。地球で生きてます。

── ・・・・えーと、それだけ?

うん。歌手とかそれ以前に、まず、地球で生きてるってことを言いたい。

── 自分を一言で表すと?

中途半端で、極端。良い意味に転換できるときもあるけど、わたし本当にダメだなぁって思うこともあって・・・
そういうとき、自分は人間なんだなって思います。だから面白いんですよね。
あんまり自分のことよくわかっていないというのが正直なところなんですけど(笑)

coba_u_02.jpgcoba_u_03.jpg 下北沢に住んで2年目だという。首に巻いているのは、一緒に暮らしているというCoba-U菌。

「わたしの中からポコッとでてきた、黒い物体」

── Coba-U菌っていうのは一体何なんですか?

Coba-U菌は、わたしの中からポコッとでてきた黒い物体なんです。
元々、わたしの中にたまりにたまった「黒い人」がいて、それをキャラクター化してみたの。 昔から自分の中にもうひとりの自分がいるような気がして、ある時、イラストにして目に見えるようにしたら楽になった瞬間があって、いつもわたしのそばにいてもらったらいいんじゃないかなと思ったんです。 今は一緒に暮らしてます。

── ぬいぐるみ・・・・ですよね?

(笑)これ、自分でつくりました。すごく大変だったんです。

coba_u_04.jpg 路地裏にある、一軒家を改造したカフェ。Coba-Uお気に入りの場所だという。

「傷ついたり、落ち込んだり、ちょっと休憩したいときにいつも聞いていたのがレゲエ」

── 歌手になったきっかけは?

一番最初は、聖子ちゃんですね。わたしの母が松田聖子さんのファンで、聖子ちゃんの歌をよく聞いてたんです。
テレビで聖子ちゃんが出てる昔の映像見て「わたしもこういうことしたい!」って、お母さんに言ってました。
だから、当時の流行のアイドルとか興味なくて、ピンクレディーとか聖子ちゃんばっか聞いてた。

── どうしてレゲエを歌うようになったの?

特にレゲエしか聞かないというわけではなくて、いろんな音楽を聞いてたんだけど、傷ついたり落ち込んだり、ちょっと休憩したいときにいつも聞いていたのがレゲエで、歌手になるならまずレゲエを歌ってみたいなと思ってたんです。
レゲエ聞いてると、楽になれる。ずっと聞いてると、楽しくなってきて、愉快な気分になれたりする。

── Fishmans流れてますね(店内BGM)。最近出した『童謡レゲエ』はHAKASE-SUNプロデュースですよね?

いろんな縁があって、2008年にレゲエ・ディスコ・ロッカーズのコンピレーションアルバムに参加させてもらって、デビューしました。 6月に出したファーストアルバムの『童謡レゲエ』はHAKASE-SUNのプロデュースなんですけど、わたしFishmans聞いてたのに、HAKASEさんが元メンバーだって知らなくて、 レコーディング中盤にかかった頃に「この人Fishmansの人!?」ってびっくりしたの(笑)

coba_u_05.jpgcoba_u_06_.jpg いつもは一人で来てまったりしてるという。

「子供の頃は、大人でした」

── 最近は幼稚園でライブをやったんですよね?

すごく楽しかったです。あの人たち(幼稚園の子供)はすごいんですよ!尊敬してます。

── 反応はどうだった?

すごく正直でパワフル!思い出すたびに子供たちの大合唱が聞こえてきます。
いろんなスタイルで楽しんでくれて、不思議な声を出したり、オリジナルダンスを始めたり、「まるでそっちがステージだよ!」って思いました(笑)

── 子供の頃の自分と今の自分を比べてどう思います?

子供の頃は、大人でした。わたし長女なんですけど、まわりに気を遣ってけっこう無理してたんだなって思います。
それに気付いたのは高校生くらいで、中学校卒業するまでは、成績も常に学年5位をキープするような優等生だったんです。まわりの期待に応えて大人に褒められるようにしてました。 それで、中学校の卒業式に、校長先生に「あなたは何でもできるけど、一番好きなことは何?」って聞かれて、それがわからなくて・・・
色んなことできたんですけど、何が好きで何が嫌いなのかわからなくて、それがすごく悲しかった。

── むしろ大人になるにつれて子供になっていったんですね。

そうかもしれない。だから今がいちばん子供かも(笑)

coba_u_07.jpg 「見て見て、すごくちっちゃいてんとう虫!」と言って見せるCoba-U。でもそれはカタツムリです(笑)

── じゃあ、Coba-UとCoba-U菌の違いは?

Coba-U菌は単純。わたしの中のすごく単純でクリアな部分で、少し憧れてる子供心というか、無邪気な部分だけを持っている物体。 わたしはかなり複雑で、わたしの中に何人も自分がいるって思うこともあって、生きてきた中で形成されたいくつもの自分が、Coba-Uかな。
だから、ちょっと怖かったの、大人になるのが。素直な部分を違うものに置き換えたり、まわりとうまくやるためにとりつくろったり、本当はこう思っているのにこうやって言葉を合わせておくとうまくいくとか・・・ 社会に出るとそういうことがたくさん増えるというのが、怖かった。

coba_u_08_.jpgcoba_u_09.jpgcoba_u_10.jpgcoba_u_11.jpg 犬に駆け寄るCoba-U。犬の名前は「ハイジ」。※たまたま歩いていた方の犬です。なかなかカメラの方を見てくれないハイジ(犬)。

「年相応ってことばが、肩凝るよね」

── 飾らないでいられるのってどんな時?

それはもう、歌っている時です!歌っている瞬間がもう、いろんなしょいこんだものとか、まとわりついたものを、全部脱いでいる瞬間。かなり気持ちがいいです。

── 一般的なアイドルって「つくられたもの」というイメージがあると思うけど、そういう感覚はない?

アイドルってことばがそういうイメージを与えるんですね。わたしにとってのアイドルは真逆なんですけど。 よく「年相応」ってことば使うじゃないですか。すごく肩が凝ることばだなと思うんですよ。 最初、わたしの声聞いて「年相応に歌えばいいのに。」って言われたりもしたんですけど、「こっちが本当の中身なんだけど・・・」みたいな(笑)

coba_u_12.jpgcoba_u_13.jpgcoba_u_14.jpg 老舗レコード屋FLASH Disc Ranchと、よく来るというヴィレッジ・ヴァンガード。「この、生ビールドロップス超おすすめ!」らしい。

── 自分が女の子であることは意識しない?

自分が女の子であることを意識していない時間の方が多いかも。むしろ女の子を見ると、男の子みたいな感覚になっちゃって「わー、かわいいなあ・・・」ってヨダレたらしてるみたいな。 女の子大好きなんです。で、自分も女の子なんだよなーって、後で気付く(笑)

coba_u_15.jpg Coba-U菌と一緒に。

── 他にも生活する上で「肩凝る」って感じることってある?

なんか、世の中忙しすぎると思うんですよ。
急いでないとおいてかれるみたいな、窮屈感かかえて生きてる人が多いと思うんです。わたしはそういう感覚があまりないので、そういう人と話していると疲れちゃう。

── それがレゲエにつながるんでしょうね。

あー、まさにそうですね。言われて気付いた(笑)
今、これが好きとか、何が気持ちいいかっていうのは明確で、自分を素直に出すことは知っているんです。 だけど、自分が何者かとか、どういう経緯でこうなっているとかはあまり追求しなくて、そこが中途半端でいい加減なところなんです。 すごくわがままに音楽をやらせてもらっていて、まわりのスタッフは大変だと思うんですけど(笑)

coba_u_16.jpgcoba_u_17.jpg 公式プロフィールの写真や、表情をつくると大人っぽく見えるが、無邪気にはしゃいでるところは子供の表情。

── Coba-Uにとってスカッとすることは?

歌を歌うことはもちろんなんだけど、静かなところで大きな声出すのはスカッとする!
例えばエレベーターに乗ってて、誰もしゃべらなくて静まりかえってるところであえてしゃべる。
一緒にいる友達には「今話しかけんなよ」って顔されるんだけど、それを楽しんでる。

── 完全に迷惑な人じゃないですか(笑)

そこはあえて空気読まないですね。
でもやっぱり一番スカッとするのはステージで歌ってる時ですよ。これ以上気持ちいいことはないです。

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── 最後に一言。

がぉ。

《CD紹介》

童謡レゲエ
『童謡レゲエ』
GNCL-7011 2,100円(税込)
全国CDショップ、amazon、iTunes Storeなどで絶賛発売中!
「夏の思い出」「かもめの水兵さん」「旅愁」など誰もが聞いて育った童謡をメドレーも含め全12曲レゲエにアレンジした話題作。 サンバ風や沖縄風など思いもよらないカラフルなリズムで再生。レゲエを聞いたことがなくても心地よいビートに身をまかせば絶対に楽しめる、お洒落でポップ、ダンサブルで癒される新感覚の童謡集。

《ミュージック・ビデオ》


人気ファッションブランド"FRAPBOIS(フラボア)"の映像などを手掛けるクリエイター近藤大介氏による「赤い靴」のミュージック・ビデオ。 ビデオ撮影したCoba-Uを一枚一枚プリントアウトしてカット。700体以上の紙Coba-Uが繰り広げる摩訶不思議なストーリーは必見!

《ライブ情報》

「家族で楽しむ!レゲエ祭り」
2009年8月9日(日)Live Start16:00~
会場:ららぽーと豊洲 メインステージ
チケット:入場無料
お問い合わせ:03-6910-1234
http://toyosu.lalaport.jp/

「TOgether CLUB3」
2009年8月9日(日)Live Start20:00~
会場:渋谷 SECO LOUNGE
チケット:3,000円(ドリンク代別)
お問い合わせ:03-6418-8141
http://www.secobar.jp

「童謡レゲエコンサート」
2009年8月14日(金)Live Start 14:00 16:00 18:00
会場:イオンモール大和 1Fライトコート
チケット:入場無料
お問い合わせ:046-200-3000
http://yamato-aeonmall.com/index.jsp

「童謡レゲエ ライブ」
2009年8月16日(日)Live Start 12:30 15:30 17:30
会場:静岡 SBSサマーフェスト
チケット:入場無料
お問い合わせ:054-281-9010
http://www.at-s.com/bin/even/EVEN0030.asp?event_no_i=J142587462

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Coba-U(コバユー)

BLOG:Coba-U Official Blog

暗黒の宇宙からやってきたCoba-U菌と暮らすキュートでヒールなレゲエ・ドール。
現在、下北沢をベースに幼稚園やクラブ、イベント、野外フェスなどに出没してミルキー・ヴォイスを披露。摩訶不思議な魅力で感染者を増殖させる人気急上昇のアーティスト。
2008年4月2日 REGGAE DISCO ROCKERSのコンピレーション『Beautiful Girls』に唯一新人で収録され注目を集める。 7月1日「砂に消えた涙/サタデー・ナイト」で正式デビュー。 10月のUSENマンスリー・インディーズ・チャートで1位を獲得。 11月19日にリリースされたセカンド・シングル「SNOWMAN」はiTunes Storeレゲエ・チャートのトップに輝き、同時にリリースされたアナログ盤も好セールスを記録。 2009年6月3日、待望のファースト・アルバム『童謡レゲエ』を発売。先行配信したiTunes Storeのレゲエ・アルバム・チャートで1位になり、アナログ盤も完売。レゲエ・ファン以外にも広がりを見せている。 好物はユニーク雑貨&落書き。毎日更新されるCoba-U菌ワールド満載のブログも大好評でここでの感染者も拡大している。合言葉は「がぉ」。
profile_tomimoto.jpgPhoto & Text:トミモトリエ
東京ナイロンガールズ編集長。1976年生まれ東京育ち。アパレルデザイナー、ウェブデザイナーを経て、現在ミラクラーとしてレベルQに所属。世の中をひっくり返すサービスをつくり奇跡を起こすのが仕事。
BLOG:hiniclip : ヒニクリップ
撮影協力:
mois cafe (モワカフェ)
ヴィレッジヴァンガード下北沢店
Flash Disc Ranch(フラッシュ・ディスク・ランチ )

ガール・ミーツ・ガール過去記事

「中身は、オッサン」Julie(天野あい)

2009.08.05 18:51