それっておもしろいの?

相撲っておもしろいの? vol.2

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 皆さん、こんにちは。松方です。
 

 自分が知らないことのおもしろさを探る、なんでもありの体当たり(といってもまだ全然体当たってないですが)コラムの2回目。今回のテーマは「相撲」です。といっても、自分ではやらねぇ、観るだけさ。


 てなわけで、大相撲観戦に行きました。

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 昨年、数々の事件で世間を騒がせたり、先日も朝青龍引退問題が話題になったりなど、ここ最近ダークなイメージが着きつつある大相撲ですが、以前は「若貴ブーム」とやらで若い女性がキャーキャー言いながら国技館の前で入待ち、出待ちをしていたこともあるほど。


 とはいえ、私はそんな時代も含め、一貫して「デブが動いているのを見て何が楽しいの!?」と、アンチ相撲のスタンスを貫いている輩です(自分がデブだから。デブは同族嫌悪も手伝ってか、同じデブに厳しい)。本当に相撲って何がおもしろいのかさっぱりわからないけど、自分でテーマにしちゃったので、仕方ないので相撲のおもしろさを探っていきたいと思いまーす。


THE HISTORY OF 相撲


 おもしろさを探る前に、まずは今回も歴史のお勉強からまいります。


 日本の国技であり、由緒正しい相撲ですが、これって一体いつ頃始まったものなんでしょう、と調べてみてびっくり。その起源はなんと、古事記に記されている、とてつもなく古い時代にさかのぼってしまいます。


 最古の記録として残っているのは、「古事記」の日本神話に書かれている描写で、建御雷(たけみかずち)と建御名方(たけみなかた)という、舌をかみそうな名前の2人の神が力比べをした、というもの。なのですが......、ここまでくると、もはやおとぎ話にしか思えなくて、これが起源といわれても「ふーん」という感じですよね、そうですね。でも、これが始まりといわれているので受け入れてください。


 そのようにして始まった相撲は長らく、日本古来の神事や祭りとして催されていました。健康で体力的にも恵まれた男性が神々の前にその力を捧げ、敬意と感謝を示すことが目的の、厳粛で神聖な行事だったそうです。東大寺の大仏を作った聖武天皇をはじめ歴代の天皇や、「いい国(1192)作ろう」で有名な源頼朝、かの織田信長などなど、名だたる歴史上の偉人が観覧したという記録も残っており、歴史的にも大変ごいすーです。このような経緯があり、今でも男性しか土俵には上がることができないし、礼儀や作法が大変に重んじられているんですね。朝青龍、知ってたのかな、このこと。


 さて、そんな神事だった相撲が、現在のような興行、つまり産業のかたちになったのは江戸時代のこと。その頃に、丸い土俵がかたち作られたり、横綱、大関といった番付ができたりして、今日まで続く相撲の様式が確立されてきたというわけです。その間にも「ヌードがだめ」とか、あれやこれやの理由で何度か禁止令が出たり、紆余曲折があるのですが、長くなるのでそのあたりは 省かせていただきます。気になった人は調べてみてください。


 はい、それでは、なんとなく歴史もわかったところで、いざ相撲を楽しむ旅に出発! 相撲といえばここ、両国国技館で大相撲観戦。


ABOUT THE TICKETS OF 相撲


 本題に入る前にもうひとつオマケ的な話題を。

 皆さん、ぶっちゃけ「相撲のチケットって高いんじゃないの~」なんて思っていません? 実はそれ、ノンノン、なんです。


 当然、土俵のすぐ近くで臨場感たっぷりに観ることのできるマス席はそれなりのお値段がしますが、いわゆるスタンド席的存在のイス席ならば、3,600円~でOK。購入場所も、チケットぴあやイープラスなどで買えるので、案外手軽に観に行けます(今回、私が買ったのも、もちろんイス席です)。


 たしかに「相撲の醍醐味はマス席じゃないと......」という人もいるかもしれませんが、マス席って背もたれがないので、長時間座っていると、けっこう背中や腰が痛くなりがちです。でも、イス席なら背もたれがあるので寄りかかれますし、ちょっと遠いけど土俵が全部見えるので、初めての観戦ならこれで充分だと思います。一度観に行っていて、「やっぱ前で観たい」と思ったら、マス席買えばいいんじゃないですかね。はい、それでいいと思います。


 (チケットの詳しい購入方法は、日本大相撲協会のサイトに詳しく載っているので、そちらを参考にしてください。)

LET'S ENJOY 相撲


 それではここからようやく本編開始です。きましたよ、両国国技館ドーン。

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 実は私が観に行ったのは、今年1月に行われた初場所なのですが、そんなことは皆さんしばし忘れて、リアルタイムな感じでお楽しみください。


 さてここで、突然ですがクイズです。皆さん、大相撲って一体何時からやっていると思いますか?

 テレビ中継の始まる午後4時頃から? 残念。それははずれです。
 大相撲のタイムスケジュール、実は開始直後はこんな感じで進んでいきます。

 ◆AM8:00 開場(朝はえー)

     ↓

 ◆AM8:40~ 前相撲(入ったばかりの新弟子さんによる取組)

     ↓

 ◆AM8:50~ 序の口~幕下(一応、番付に載っている人たち)の取組

     ↓

 ◆PM2:30~ 十両力士(「関取」と呼ばれ、いわゆる一人前の相撲取りと見なされる人たち)土俵入り←イマココ

 という、学校ばりの早朝対応スケジュールなのです。私も、そんなに朝早いとは、実際に行くまで知りませんでした。


 チケットを買えば、もちろんこの早朝の取り組みから観ることができるので、「ひゃー、朝早く起きちゃってすることがないよ!」という人は、ふらっと行ってみてもいいと思います。



 いいとは思いますが当然あまりに早いので、その時間はほとんど場内に人はいません。大体の人は十両の取り組みが始まるあたりから観に行きます(私もその一人)。


 というわけで、中に入ってみます。

 中に入ると、初めての雰囲気に圧倒されて、いろいろとそわそわしっぱなし。どこもかしこも目新しいものばかりで、思わずテンションも上がります。


 どうやら、スタンダードな観戦スタイルとしては、この時間にお弁当や飲み物、お土産等々を買い込み、幕内力士の取組に臨むらしいので、よーし、ド素人の私も負けずに買い込むぞ-!


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門を入るとすぐにある壁画

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十両の取組中はまだこれくらいの人入り



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お茶屋さん。マス席を買うと利用できます

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国技館限定プリクラが大人気



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地下に工場があることでお馴染みの焼き鳥と

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琴光喜弁当を買いました


 

 そうやってお弁当を買ったり、あちこち見て回ったり、チョロチョロしていると、いつの間にか幕内の土俵入りのお時間に。場内も盛り上がってきます。 


 そういえば、先ほど書いた通り、この日私が取ったチケットはイス席=2F席でしたが、それでももっと近くで観たいという場合、1Fの通路にならマス席のチケットがなくてもいけます。当然ながらイス席で観るより、かなり近くて迫力があるので、ここから観ておいて損はないはず。私も幕内力士の土俵入りを1Fの通路から観ました。琴欧洲がイケメンでした。


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土俵入り。力士がどんどん出てきます

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全員揃ったらひと仕事



 幕内の土俵入りが終わった時点で、ウロチョロするのはおしまいに。そろそろ本格的な取り組みが始まるので、席に着いて観ることにします。


 しかし、国技館の中って、なんかいろいろと気になるものがあって、全然落ち着けないですね。大相撲って、ただ座って観てるだけなのかと思ったけど(もちろん、そういう選択もできる)、欲張ってあちこちチェックしようとすると、アトラクションが多くて大変です。慣れないとスケジューリングがけっこう難しいかも、と思いつつ、相撲って案外楽しいのかもと、この時点でだいぶ空気に馴染んできている次第。


 続いて横綱の土俵入り。


 なんか気迫が感じられてかっこいいっす。この時点で、相撲取りはただのデブじゃないと悟りました。


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まずは西の横綱・白鵬から土俵入り

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続いて東の横綱(当時)・朝青龍



 この頃には、テレビでお馴染みの「満員御礼」も出て、場内は熱気が高まってきています。

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 そして、ここから幕内力士、つまるところ大相撲ダイジェストなどで取り上げられるクラスの力士の取組が始まります。思ったより淡々と進んでいくことにちょっとびっくり。


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見合って見合って、はっけよーい

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のこった



 とはいえ、やっぱ強い力士の取組って迫力があっておもしろい! イス席でも力士同士のぶつかり合う音は聞こえてくるし、デカい人たちが投げたり投げられたり、転がされたりするのは見ごたえがあります。人気のある力士(高見盛とか)のときは歓声も大きいし、盛り上がっていていろいろと楽しいです。


 「おぉ、これが相撲の醍醐味というやつか!」と、夢中で見たり写真を撮ったりしていたら、いつの間にか結びの一番(=この日の最後の取り組み)になってしまいました。この日の結びの一番は、横綱・白鵬と、小結(当時)・鶴竜のモンゴル対決。寄り倒しで白鵬が貫禄の勝利を見せ、今日の取組が終了しました。


 すべての取組が終わると、弓取り式という儀式を行い、その日の興行が〆られます。

 満員御礼状態から、蜘蛛の子を散らすように人がいなくなっていき(本当にあっという間にいなくなる)、これにて大相撲体験も終了でございます。

14dgx3znc7_39gqpvf832_b.jpgのサムネール画像


 行く前は「まぁ、そこそこ楽しめればいいかな」と思っていたものの、いざ行ってみると両国駅の改札を出た途端、相撲の空気に包まれてしまい、予想以上に楽しい経験でした。相撲って良質な娯楽ですね。例えるなら「オレ、ディズニーなんて...」と斜に構えていたのに、行ってみたら「ウヒョー!ミッキーじゃん!!」などと言って誰より楽しんでいた、みたいな、そんな感じです。

 そして、やはり行ってみてわかりましたが、相撲取りってただのデブじゃないです。むしろ、デブとか言ってごめんなさい。あの体格だからこそ生み出せる迫力も魅力のひとつなわけで、お相撲さんを見直しました。ビバ、ちゃんこ!

 国技とはいえ、厳格な観戦のルールも特になく(厳密にはあるのかもしれないけど)、意外と楽しく、自分のペースでゆるーく観られる大相撲は大変おもしろいので、ぜひ皆さんも観に行ってみてください。

【相撲のおもしろさ評価】
迫力度:★★★★☆
何かと話題にできる度:★★★★☆
ハマり度:★★★★☆

post by 松方 | 2010.04.06 21:00

相撲っておもしろいの? vol.2

松方
熱しやすく冷めやすい性質をもったフリーライター。30歳を超えてようやくWebのおもしろさに気づき、いろいろなところに顔を出していこうと思っています。趣味は毛抜き。好きな色はオレンジ。好きな女優は、吉高由里子。左投げ左打ちですが、野球はできません。家に夫が一人います。
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