女社長漂流記
ネクストステージに必要な金額は......850万円也!? vol.3
ただのデザイナーだった私が新会社法を使って社長になり、新事業を立ち上げた。成功者ともキャリアウーマンともほど遠く、社会の荒波を漂流し続ける女社長・実録コラム。
出版事業ではしばしばカメラも担当
株式会社yours-store創立から約2年が経とうとしていた2009年の冬。もうちょっと「法人らしいこと」がしてみたいなと思い、とあるセミナーに参加して、とある書類を作成していた。
その書類は、「創業事業計画書」。
ああそうさ。ドカンと一発、金融機関から融資が欲しいのさ!
会社より、事業計画書を作る方がムズかしい
普通、ビジネス系のセミナーは数万単位で参加費が掛かったりするものだけど、私がお邪魔した「事業計画制作セミナー」は受講料3,000円。主催しているのは、内閣府認証の非営利活動法人 日本経営士協会の横浜支援センターのみなさま。
実は、このセミナーも積極的に参加したわけじゃない。
「いつかは事業計画書を作って、融資にチャレンジしてみたいな〜」とぼんやり思ってはいたものの、むずかしそう・忙しいと見て見ぬふりし続けていたところ、経理代行でお世話になっている会社の社長・藤原久子さんがここの「センター長」で、直々にお誘いのお電話をいただいてしまったのだ。
おいくつになってもチャーミングな藤原さん。
「ちょっとね、集客に困っててね、助けて欲しいの〜、うふふ」と仰っていたけれど、会場に着いたらほぼ満員だった。
「会社設立」とか「一円起業」とか、「会社を作る」ってことに関しては結構やさしい本がいっぱい出ていて、実は私も「誰でも出来る! 会社設立」みたいな本を2回読んで会社作ったクチ。(諸先輩方の助けもおおいにありましたがっ)
ところが、「事業計画書」と一歩踏み込むとムズかしい本ばかり。読む前からメンドクサイ。
当時の「上目黒」事務所。一軒家を複数人でシェアし、最大時は事務所利用者4人、居住者3人、猫12匹にまで達した
今までの調子だったら、「計画書なんか立てているヒマがあるなら、案ずるより産むが易しの精神で出来ることをガンガンやっていけば良いじゃん!」ていうところだけど......
ひとりでは行いきれない、協力者を仰ぐ必要があったら?
「今のまま」出来ることを越える、やりたいことがあったら?
公的資金を引っ張ってくる必要があったら?
新刊作るために、お店を作る。金ならない
今度私がやろうとしていることは、結構壮大だ。「Tシャツブランドのつくり方」の本がヒットしたからって、「お店のつくり方」の本を作るために「お店」を作ろうとしているんだから。
しかも、これまた自己資金ゼロから。
自己資金がないなら、資金を調達しなければならない。資金を提供してくれる人は、お金が返ってくる見込みがなければ貸してくれない。当たり前だ。
「事業計画」とは、平たくいうと「こんな仕事して儲けまっせ!」っていう説明書である。
金融機関に融資審査のために、新しく作る書類は、実はコレ一枚
つじつま合わせにデタラメ書くこともできるけれど、それじゃ意味がない。騙してお金を借りたいわけじゃないし、そもそも私自身も「この壮大な計画」がちゃんとうまく行くかどうか、試算したいのだ。
初の試みは金額もネクストステージ
「本を作るために、お店を作る」
それは、初めての、ちょっと桁違いの試み。
そうこうしている間に会社の創立記念日が過ぎ、株式会社yours-storeは3才を向かえた。いろいろチャレンジして来て入るものの、ある程度想定内の範囲でコツコツやって来た3年間。今年は、ちょっと違う。次のステージへ行く。
で、その準備資金を試算してみよう!
お店を作るなら、物件の保証金でしょ、内装費でしょ、設備費でしょ、仕入れに人件費に固定運営費、告知もしなくちゃで、えーっと......え?
850万円?
あらっ、金額もネクストステージですね〜。まぁ、「融資が出たら、お店作って本でも出そう」ってノリで、ね、行けば良いよね!? つか、そもそも私の企画じゃないんだけど。
融資の練習、練習〜だよね? あれっ!?
TSUTAYA BOOKS三軒茶屋店で展開した特集棚(右手前一台!)
コヤナギユウ | 2010.04.27 12:00
ネクストステージに必要な金額は......850万円也!? vol.3















