腹黒い11人の女

腹黒い11人の女

「二人、いつか稲穂が輝く場所で」第十一話(最終話)夕陽を眺めて【腹黒 Vol.35】

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illustration by 山崎ひかり


書籍化した長編小説「腹黒い11人の女」に掲載できなかった物語をスピンアウト。
渋谷の場末のキャバクラに勤めるちえり。

「怖いよ、私。あの人の人生、滅茶苦茶にしちゃった」
キャバクラ嬢として仮想恋愛を本気にされてしまうのは辛い。
「皆、優しくされたいだけなのにね」


⇒第十話を読む




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2012年07月26日     このエントリーをはてなブックマークに追加

腹黒い11人の女

「二人、いつか稲穂が輝く場所で」第十話 本当が欲しいけど【腹黒 Vol.34】

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illustration by 山崎ひかり


書籍化した長編小説「腹黒い11人の女」に掲載できなかった物語をスピンアウト。
渋谷の場末のキャバクラに勤めるちえり。

田守の上司の男から、田守の純粋な恋心を聞き、自分の狡賢さや適当に世を渡る術を少しでもあげたかったとちえりは思う。


⇒第九話を読む




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2012年07月19日     このエントリーをはてなブックマークに追加

腹黒い11人の女

「二人、いつか稲穂が輝く場所で」第九話 でも、ごめんなさい【腹黒 Vol.33】

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illustration by 山崎ひかり


書籍化した長編小説「腹黒い11人の女」に掲載できなかった物語をスピンアウト。
渋谷の場末のキャバクラに勤めるちえり。

田守の上司の男は、通夜のように田守の話を続けた。
「あいつ、ちえりちゃんの事、こう言ってたよ。『初めて会った時、ちえりちゃんはにこにこ笑って僕の横に嬉しそうに座ってさ。あんな風に僕の話を嬉しそうに聞いてくれた女の子はちえりちゃんが初めてだった』って」


⇒第八話を読む




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2012年07月12日     このエントリーをはてなブックマークに追加

腹黒い11人の女

「二人、いつか稲穂が輝く場所で」第八話 脈略のない思い出話【腹黒 Vol.32】

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illustration by 山崎ひかり


書籍化した長編小説「腹黒い11人の女」に掲載できなかった物語をスピンアウト。
渋谷の場末のキャバクラに勤めるちえり。

田守は店に来なくなった。それからしばらく経った頃、田守の上司である男が来店した。
「あいつ、最近、失踪しちゃったんだよ」


⇒第七話を読む




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2012年07月05日     このエントリーをはてなブックマークに追加

腹黒い11人の女

「二人、いつか稲穂が輝く場所で」第七話 すべた【腹黒 Vol.31】

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illustration by 山崎ひかり


書籍化した長編小説「腹黒い11人の女」に掲載できなかった物語をスピンアウト。
渋谷の場末のキャバクラに勤めるちえり。

求婚した田守にもう店に来ないよう告げるちえり。
状況を少しずつ理解した田守は燃えるような目でちえりを見つめ、唾を飛ばしながら言った。
「このすべたが」


⇒第六話を読む




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2012年06月28日     このエントリーをはてなブックマークに追加

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「二人、いつか稲穂が輝く場所で」第六話 謝らないで、いいよ【腹黒 Vol.30】

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illustration by 山崎ひかり


書籍化した長編小説「腹黒い11人の女」に掲載できなかった物語をスピンアウト。
渋谷の場末のキャバクラに勤めるちえり。

ちえりは今まで田守に向けて来た優しくて可愛らしい口調を、全て捨て去って言った。
「無理なの。恋人になんかなれない。お店で会うだけでも、もう無理。だからもう来ないで」


⇒第五話を読む




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2012年06月21日     このエントリーをはてなブックマークに追加

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「二人、いつか稲穂が輝く場所で」第五話 赤く跡がついた手【腹黒 Vol.29】

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illustration by 山崎ひかり


書籍化した長編小説「腹黒い11人の女」に掲載できなかった物語をスピンアウト。
渋谷の場末のキャバクラに勤めるちえり。

「婚約指輪だよ」
店の中で交わされる適当な甘い言葉を田守はすべて真剣に捉えていた。
ちえりは震える唇から、かろうじて言葉を発した。
「もうお店に来ないでください」


⇒第四話を読む




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2012年06月14日     このエントリーをはてなブックマークに追加

腹黒い11人の女

「二人、いつか稲穂が輝く場所で」第四話 夕日が真っ赤に輝く所【腹黒 Vol.28】

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illustration by 山崎ひかり


書籍化した長編小説「腹黒い11人の女」に掲載できなかった物語をスピンアウト。
渋谷の場末のキャバクラに勤めるちえり。

ちえりに入れ込む田守を案じて職場の上司の男が来店した。
「取り返しがつかなくなる前に何とかします。多分、田守さんをすごく傷つけると思うけど」
翌日、ちえりが田守に電話をすると、田守は「渡したいものがあるから、待ってて」と言った。

⇒第三話を読む




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2012年06月07日     このエントリーをはてなブックマークに追加

腹黒い11人の女

「二人、いつか稲穂が輝く場所で」第三話 何とか、というのは【腹黒 Vol.27】

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書籍化した長編小説「腹黒い11人の女」に掲載できなかった物語をスピンアウト。
渋谷の場末のキャバクラに勤めるちえり。

ちえりに入れ込む田守を案じて職場の上司の男が来店した。
「ちえりちゃんには関係のない事だ。全部あいつの責任だ。それはわかっている。でも、何とかしてやれないか」
「何とか、というのは、田守さんと本当にお付き合いする、という事でしょうか」

⇒第二話を読む




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2012年05月31日     このエントリーをはてなブックマークに追加

腹黒い11人の女

「二人、いつか稲穂が輝く場所で」第二話 嘘でも本当でもない言葉【腹黒 Vol.26】

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illustration by 山崎ひかり


書籍化した長編小説「腹黒い11人の女」に掲載できなかった物語をスピンアウト。
渋谷の場末のキャバクラに勤めるちえり。

キャバクラの女を知らなかった田守は昼間も会いたいと言った。
「私もどうにかしたいけれど、今はどうにも出来ないんです……」
キャバクラ嬢の定石通り、嘘ではないが本当でもない言葉を選んでちえりは話した。
⇒第一話を読む




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2012年05月24日     このエントリーをはてなブックマークに追加

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