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自分が女子高生だった時の無敵感を思い出す 映画『リュウグウノツカイ』

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(c)slash / nomadoh


今年、2014年8月上旬に新宿・K's cinemaにて上映をしていた映画『リュウグウノツカイ』

「アメリカの小さな漁村で実際に起きた女子高校生集団妊娠騒動から着想した作品」
としてニュース記事(女子高生の集団妊娠騒動を映画化。監督デビュー作で攻めに出た新鋭監督に迫る! |ニュースウォーカー)に取り上げられ、注目を集めていました。

今週末11月8日(土)からは、大阪にて上映開始。
東京では今月末11月29日(土)より再上映されます。

つくろうよ、私たちの国―。

映画『ヘヴンズ ストーリー』の演技が高く評価され今後の活躍が期待される寉岡萌希と、映画『祖谷物語』『ヌイグルマーZ』やカード会社CM“頭で瓦割りする美少女”として話題の武田梨奈のW主演で贈る、アメリカの小さな漁村で実際に起こった“女子高生集団妊娠騒動”に着想を得た青春群像ファンタジー。

《ストーリー》
開発工事の影響で漁業不振に陥っている田舎の小さな漁師町。
重機のノイズが轟く浜辺で、それをかき消すように大声を上げて遊ぶ女子高生のグループ。
輪に入らず、ひとり浜に座る真姫(寉岡萌希)は海に浮かぶ大きな工事船を見つめている。
グループの中で唯一、開拓工事側で働く親をもつ孝子(佐藤玲)は、不漁の影響で家庭が崩壊してしまった真姫に後ろめたさを感じている。
グループのリーダーである幸枝(武田梨奈)は明るく振舞い、ふたりの関係を取り持とうとしていた。
ある朝、日課である浜の水質調査を行う少女たちの前に巨大な深海魚が現れる。
気持ち悪くも美しい謎の深海魚「リュウグウノツカイ」―。
この魚には「豊漁の兆候」「災いの予兆」という両極端な言い伝えがあった。
そして3年前に上京した同級生・千里(樋井明日香)が町に戻ってくる。
偶然のようで必然のような日々に得体の知れない不思議な衝動を感じた真姫は集団妊娠計画を思いつく―。
閉ざされた環境を打開するため、自らの手で未来を切り開こうと奮闘する少女たちの物語。

「女子高生集団妊娠」。
この言葉から、観る前はすご〜く衝撃的な内容の作品なんじゃないかと思っていました。

ショッキングな展開があったらどうしよう!? そのための心の準備は必要なのかな? とか。

実際に観に行ったところ、
肩に力を入れて衝撃的結末を見届ける! とか
集団妊娠は是か非か?——なんていうことを難しい顔になって考えさせられる内容ではありませんでした。

とはいえ、集団妊娠計画は計画のみで終わらず女子高生たちは妊娠を目指して性行為にめっちゃ励んでいました。

だけど、性行為自体の映像はありません。
これは若い世代にも観てもらいたいという意向からだとか。


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全員での集団妊娠を目指して本気で取り組む女子高生たち。
その姿勢は本気と書いてマジ。

マジで集団妊娠計画に取り組む彼女たちの行動に思わず笑ってしまうことも多々。
「女子高生ってこういう勢いあるよね。こういう勢い嫌いじゃないよ、寧ろ愛しい」
そんな気持ちを抱えつつ、でてくる笑い。
スカッと! します。

それでいて、心に静かに長く残る作品でもあります。

眉間に皺がぎゅっと寄ってしまうような人間関係の歪みとか社会の問題が彼女たちを取り巻いていて。 
集団妊娠計画は、その問題のなかで生活をしている女子高生たちの彼女たちによる、彼女たちのための革命の手段だったんだなと感じました。

予告編にも入っている
「つくろうよ、私たちの国」
という言葉。




実は「私たちの国」なんて、ちょっと大げさなんじゃないのかな、と鑑賞中一瞬思ってしまったんです。

だけど、その後すぐに女子高生の時って無敵だったなっていう記憶が蘇りました。
勿論、怖いものとか不安なこともあったものの、それらを抱えたままでもなぜか無敵感があって。
友達と笑っていられればオッケーで、理由は分からないけれども女子高生である自分たちは最強だったし、世界は私たちを中心にまわっている、みたいな。

それはまさに「私たちの国」。

この台詞は、女子高生の世界観を短い言葉でぴったりと表しています。

そして、そんな無敵な女子高生たちが「らしさ」を爆発させているシーンが。
それは女性アナウンサーが集団妊娠した女子高生たちにインタビューをする場面。

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女性アナウンサーは、女子高生たちと全く通じ合えなくてヒステリーを起こしてしまうんです。
女子高生たちはなんでアナウンサーがヒステリーを起こしたか分からない。
ほんの数分のシーンにも関わらず、女子高生の最強さが存分にでています。

アナウンサーだって、かつては女子高生だったはずなのに彼女たちのノリが全く意味不明。
現在進行形で女子高生である彼女たちと、女子高生だった自分を忘れてしまった大人との壁がはっきりと見える場面になっています。

女子高生の無敵感が伝わってくる映画『リュウグウノツカイ』。
この秋、要チェックです!

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ちなみに。
映画『リュウグウノツカイ』の監督であるウエダアツシさん。
今夜、11月7日 午前0:20(木曜深夜)からNHK Eテレで放送する「青山ワンセグ開発」、バトル2ファイナルに登場する『前野クンの中の人』の監督もされているそう。

気になる人はこちらも是非!


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映画『リュウグウノツカイ』
公式サイト公式twitter公式facebook

出演:寉岡萌希、武田梨奈、佐藤玲、樋井明日香、石崎なつみ、菅原瑞貴、相葉香凛、高木古都、小野木里奈、森田望智、 関根大学、佐藤勇真、三浦俊輔、芹沢礼多、汐谷恭一、森永悠希、菜 葉 菜、古舘寛治
プロデューサー:梅本竜矢、豊里泰宏   
撮影:松井宏樹 
録音:弥栄裕樹   
照明:深谷昌平   
音楽:佐藤和生(チムニィ)   
ヘアメイク:升水彩香    
特殊造形:織田尚 
製作プロダクション:slash、nomadoh     
監督・脚本:ウエダアツシ

2013/日本/カラー/60min/HD/16:9サイズ/デジタル5.1ch

大阪・第七藝術劇場
2014年11月8日(土)~11月14日(金)14:00~
2014年11月15日(土)~11月21日(金)18:40~

京都・立誠シネマプロジェクト
2014年11月15日(土)~11月21日(金)17:40~
2014年11月22日(土)~11月27日(木)17:30~

東京渋谷・UPLINK
2014年11月29日(土)~ 











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木下奈緒美

地元である深川大好き! なフォトグラファー。
2013年5月27日よりクロオオアリの新女王アリの飼育を開始して約1年半。現在も変わらず元気に過ごしています。
クロオオアリの観察BLOG:クロオオアリにっき
BLOG:まめにっき TWITTER:na03k
COLUMN:蟻想う、故に蜜あり

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