コラム

蟻想う、故に蜜あり

閲覧やや注意? アリの幼虫は乳白色の「J」!【蟻想う、故に蜜あり・5】

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トライ&エラーでアリとの楽しい共同生活に挑戦中、写真作家の木下奈緒美です。
アリ飼育コラム「蟻想う、故に蜜あり」も5回目。


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今回は、卵から幼虫に孵ったクロオオアリの子どもたちの様子をお届けします(^^)/



アリは完全変態!


「考えたことなかった~!」
なんていう反応をされることもあるのですが(アリに関心がなければ、そりゃそうだよね)、
アリが卵から成虫になるには

卵→(孵化)→幼虫→(サナギ化)→サナギ→(羽化)→成虫

という段階を経ます(`・ω・´)
小学生の時に理科の授業で習ったのをなんとな~く覚えている方もいるのではないでしょうか?
「完全変態」というやつです。

(ちなみに「不完全変態」は、サナギの時期がなく、幼虫が直接成虫になるものを言います。)


私たちが普段、目にするアリは地上を歩いている成虫の働きアリや兵隊アリ。
卵、そして幼虫やサナギは地上にでることはありません。

ツヤツヤと光る黄色いアリの卵。


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12日目(2013年6月7日)撮影。薄黄色1色から時間をかけて白身と卵黄にはっきりと分かれている卵と成長していきます。


この卵から孵るアリの幼虫はどのような形、そしてどんな色をしているのでしょうか……?



J、J、J……アリの幼虫の形は「J」!!


それでは、アリの幼虫の写真をお披露目します(^o^)/!

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13日目(2013年6月8日)撮影。孵化した当日の幼虫です!


卵が並んでいるなかに形の違うものが2つあるのが分かりますでしょうか?
先端がくねっと丸くなっているもの……それが幼虫です!
色は卵とあまり変わりません。

若干、卵と重なっていて見え辛いかもしれないですね ……(>_<)
違う写真でも幼虫を見てみましょう(*^^*)


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15日目(2013年6月10日)撮影。孵化して2日後です。


幼虫の全体の姿が見えました!
アルファベットの「J」のような形をしています。

こちらの写真は孵化して2日後に撮影したもの。
孵化した当日に撮影した幼虫は卵と同じくらいの大きさだったのが、卵より一回り大きくなっています。

そう、たった2日でも育っているのが目で分かるアリの幼虫の成長。
孵化してすぐだからというわけではなく、幼虫はこのあとも成長を留まることなく続けます。

アリの幼虫の成長はとにかく早い!!

言葉ではなく、見るのが一番分かりやすいでしょう!
写真で成長を追っていきます(^o^)/


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日に日に幼虫に比べると卵が小さく見えていきます。
それだけ幼虫の成長が早いのです!

また、ざっくばらんに卵や幼虫が重なっているように見えますが、女王アリなりの「こだわり」もあるようなのです。

分かりやすいのがこちら!


 
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19日目(2013年6月14日)撮影。


左の幼虫たちと右の幼虫を比べると、大きさと色が異なります。
大きさから、右の幼虫のが孵化して日数が経っているのが分かります。
そして、色はアリの幼虫は蛹になる日が近づくにつれてエサを食べなくなり(エサは女王アリが口移しで食べさせます。)白くなっていきます。

この時は特に分かりやすかったのですが、女王アリは卵や幼虫の成長段階を理解した上で(それとなく)区別をして育てているようです。
この「こだわり」な育て方は、幼虫がサナギになった後も続きます(*・ω・*)



次週は
サナギの姿……ではなく、少し趣向を変えて、

新女王アリの結婚相手はどんなアリ?
アリの寿命は?
女王アリと普通のアリの違いは?

などなど、クロオオアリの飼育を始めてから聞かれるアリにまつわる気になることをQ & A 方式でお届けしたいと思います(^^)/



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ありんこポイント
アリは完全変態!
 卵→(孵化)→幼虫→(蛹化)→蛹(さなぎ)→(羽化)→成虫
 という段階を経る。
幼虫は蛹になる日が近づくにつれてエサを食べなくなり白くなっていく。





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木下奈緒美

写真作家、東京出身。国内外のパーティーをスナップしている。地元である深川のフリーマップペーパーの前編 集長。元保育士という経験を活かして、子どもを対象としたワークショップ活動も展開。2013年5月27日よりクロオオアリの新女王アリの飼育を開始。ク ロオオアリの観察BLOG:クロオオアリにっき
BLOG:まめにっき TWITTER:na03k
COLUMN:蟻想う、故に蜜あり


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