コラム

蟻想う、故に蜜あり

卵の成長を見守り、世話をする女王アリの姿はまさに子を愛す母の姿!【蟻蜜・4】

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トライ&エラーでアリとの楽しい共同生活に挑戦中、写真作家の木下奈緒美です。
アリ飼育コラム「蟻想う、故に蜜あり」も4回目。

今回は卵の成長に 焦点を充てた、新女王アリの子育ての様子についてお届けします(^^)/



アリの卵も白身と黄身に分かれている! 色の変化にも注目!


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 1日目(2013年5月28日)の飼育ケース内。新女王アリの口元近くにある黄色いツブツブが卵です。 


今回、新女王アリが届いた時には、すでに新女王アリが卵を産んでいた状態で届きました。

卵の数は13コ。
卵のそばから離れない女王アリ。
母なる温かい眼差しのように感じるのは私だけでしょうか?( ´  ` *)

そして、女王アリはただ卵のそばにいるだけではないのです!


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 12日目(2013年6月7日)撮影。


女王アリはカビなど湿気がある故に発生する雑菌から守るために卵を舐めるということもします。
この行為は働きアリが誕生すると、働きアリも行いますが、現在卵を世話することが出来るのは女王アリただ1匹のみ。

連日、せっせっと女王アリは卵の世話をし続けます。

1コずつ丁寧に舐めるからでしょうか?
日々、卵の位置は異なります。

その様子を写真で紹介させて頂きます(^o^)/ 卵の数にも注目ですヨ!



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3日目(2013年5月29日)、5日目(2013年5月31日)、6日目(2013年6月1日)に撮影した写真を並べてみました。


いずれの卵も光に反射してつやつやと輝いています(*^^*)
女王アリが日々、卵を舐めているからこそ、この輝きがでているのだと思います。

また、この期間は女王アリの産卵はまだ続いているようで、卵の数が少しずつ増えていきます。
3日目に13コだったのが、5日目には16コ確認することが出来ました!!

最初の働きアリが誕生するまでに自然界のクロオオアリが産卵する数は10コ前後だと言われています。

産卵数がそれよりも多いのは、日々エサをあげている効果が現われているのかもしれません(^^)/


そして、卵の成長による変化も見ることが出来ます!

全体が白い卵と、白身と黄身に分かれている卵と2種類あるのが分かりますでしょうか?(^o^)

白い卵は生まれて日が浅いです。
白身と黄身に分かれ、黄身の色が濃くなるにつれ日が経った卵になります。


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 12日目(2013年6月7日)撮影。卵の数は19コにまで増えています!


12日目の写真は、この卵の色の変化が分かりやすいかと思います(*^^*)
黄身の部分の色が濃く茶色に近い色になっています。

次の日、13日目には最初の幼虫が孵りましたが幼虫のお披露目は次週に!
芋虫とかが苦手な人は、じっくり見ることは出来ないかもしれません(^_^;)

それでも、気になる!という方は薄目で見て下さいね(^o^)/



危険を察知すると、卵と共に逃げる女王アリ。自身だけで逃げることはない!

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3日目(2013年5月29日)撮影。大アゴで卵を運ぶ女王アリ。卵を2コ挟んでいます。


卵を見守り、世話をし続ける女王アリ。
危険を察知するのにも、敏感です!

例えば、私がエサを交換しようとする振動も女王アリにとっては「危険」になります ∑(・ω・ノ)ノ
揺らさないようにそ~~っと飼育ケースを動かしても、小さな女王アリにとってはどうしても大きい揺れになってしまいます。

縦揺れよりも横揺れに敏感なようで、飼育ケースが横に揺れると可愛い子(卵)を守らなくてはと、女王アリは避難体勢に入ります(@_@)!!

避難体勢に入ると女王アリは卵を大アゴに挟んで、別の場所に卵を運びます。
女王アリは卵を一度に1~3コほど運ぶことが出来ますが、全ての卵を一度に運ぶことが出来ないので、数回に分けて卵を以前の場所から往復をして運ぶのです。

一つ一つがとても小さい卵なので卵を置き忘れしないかなと、心配しつつ見届けるのですが、今まで置き忘れたということは一度もありません!!

自身が生んだ卵の数を覚えているのか……女王アリの卵への愛情を感じる1コマであります(*^^*)


また、興味深いのが運ぶ卵の順番です。
女王アリが始めのほうに運ぶ卵は黄身が濃いものが多いです。

つまり、働きアリに孵りやすい卵を選んで優先的に運んでいるということになります!
これは、早く家族を増やしたいという本能からの働きなのかもしれません。

この優先順位も幼虫が生まれると、幼虫が優先となっていきます。
その様子も、次週お届けしたいと思います(^o^)/




ari_pointありんこポイント
雑菌から守るために卵を舐めて清潔さを保たせる。
卵は成長するにつれて、黄身の色が濃くなっていく。
危険を察知したら、女王アリは卵を抱えて逃げる。




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木下奈緒美

写真作家、東京出身。国内外のパーティーをスナップしている。地元である深川のフリーマップペーパーの前編 集長。元保育士という経験を活かして、子どもを対象としたワークショップ活動も展開。2013年5月27日よりクロオオアリの新女王アリの飼育を開始。ク ロオオアリの観察BLOG:クロオオアリにっき
BLOG:まめにっき TWITTER:na03k
COLUMN:蟻想う、故に蜜あり


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