コラム

蟻想う、故に蜜あり

アリの住居選びは真剣に。新女王アリが我が家に到着! 【蟻想う、故に蜜あり・2】

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トライ&エラーでアリとの楽しい共同生活に挑戦中、写真作家の木下奈緒美です。
アリ飼育コラム「蟻想う、故に蜜あり」も2回目。

我が家にクロオオアリの新女王アリがやってきました!

新女王アリとのご対面……の前に、まずアリの住居についてご紹介したいと思います。


アクリル、砂、石膏巣……自分の観察目的に合ったアリの家選びをしよう!


アリを飼い始める前の家選び!
これもまた飼う際の楽しみの一つでもあります(^^)

過去の飼育では、私はホームセンターに売っているアクリルケースを飼育ケースとして使用したり、市販のジェルで巣作りを観察出来るケースを購入したりといくつか試みました。

アクリルケースでは石膏をアクリルケース内に敷いたり、水を含んだスポンジを置いたり、土を敷いたりと、ケース内の環境を変えてみて、どれがアリと相性が良いのだろうかと試行錯誤したこともあります(*・・)

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アリの腹が見たく、底面もアクリルにした自作飼育ケースを使用したことも。


また、アリ専門サイトでは
初心者の方でも安心して飼育が出来るよう、独自に研究されたオリジナル飼育ケースの販売もされています。
アクリルケースタイプ、砂タイプ、石膏巣タイプなどタイプも様々!

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飼育ケースはありんこすぽっと (アクリルケース、砂)やAnt Room Web Shop (石膏巣、試験管:現在改良中のため販売停止)、科学的授業実践研究会 (アクリルケース、石膏巣、コンクリート)などで販売されています。
いずれも研究に研究を重ねており、改良に余念がありません!


タイプによって、アリの生態観察出来る範囲や飼育でのメリット・デメリットも異なってくるので、自分の観察目的や飼育方法にあったものをじっくりと選ぶことが大切です(o・ω・o)ノ


《ケース別、相性の良い観察目的とメリット・デメリット》

アクリルケースタイプ
アリや卵を上からや横からなど様々な角度から観察が出来る。
巣作りを観察することは出来ない。

砂タイプ
巣作りを一から観察することが出来る。
アリ自身が巣を作るので、飼育者の思っている場所に巣を作ってくれないことも。砂で隠れてしまい観察しにくい場合もある。

石膏巣タイプ
部屋がいくつも作られていて、アリが生活に合った部屋の使い分けをする姿を観察出来る。
石膏にカビが生えてきてしまうことがある。 





流行のジェルタイプは女王アリからの長期飼育には不向き!


そして、上記でまとめなかったジェルで巣作りを観察出来るタイプなのですが……
ジェルタイプは注意が必要です!!

ジェルタイプの飼育ケースの説明書にも書かれている場合がありますが、女王アリの飼育には適していません(>_<)!

ジェルタイプの飼育ケースは「働きアリの巣作りやエサ運びの様子を数ヶ月に渡って観察が出来る」ように作られています。
そのため、長期間に渡る女王アリからの飼育には適していないのです。
なかには改造を独自で行い、ジェルでの女王アリ飼育を行っている方もいます! が、そのまま市販の状態で飼育を続けていくのは難しいようです。

私自身、ジェルでの女王アリの飼育を試したことがあります。 
イケルんじゃないかな、と……

ですが、女王アリが巣を掘り進めていくうちにジェルに挟まって身動きがとれなくなってしまうという事態が起こってしまいました……ヒィー(TT) 
軽い気持ちで試した結果、女王アリに辛い思いをさせてしまい、会話の出来ない女王アリにひたすら謝ることに。
以降、ジェルタイプでの女王アリの飼育を私は控えています。

私のようなアリ飼育初心者の方はジェルタイプでの女王アリ飼育はご注意を……


さて今回は、女王アリを近くで観察したい、撮影がしやすいという点で
 ありんこすぽっと のアクリルケースタイプである 飼育ケース(小) を購入することにしました(*^^*)

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photo by ありんこすぽっと     


そして、ケースと共に新女王アリも購入。
邪道だと感じる人もいるかもしれません……しかし、新女王アリ……今回は購入の形をとらせて頂きます!!

ポチッとしてから2日後。
我が家に到着です! 



めくるめく新女王アリと卵と私の生活の始まり!


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 「アリ・飼育ケース在中」で送られてきます。

厳重な包装で到着しました。
初心者でも安心の飼い方説明書付き。


さっそくオープン! 



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左はエサ場。右のケースには、スポンジが敷かれている。届いた際は乾いているので、水を入れてスポンジを湿らせる。


卵の世話を甲斐甲斐しく行っている新女王アリとご対面!

説明書を読み、スポンジに水を入れ、いよいよ飼育が始まります(^^)/
しばらくは卵の成長と女王アリの観察となりますが、ここで飼育を始めるにあたっての注意点をいくつか。



《アリを飼い始めるにあたって3つの注意》

その1 アリは乾燥に弱い!

土の中で生活をしているアリ、乾燥に弱いです。飼育ケース内(巣)を乾燥させてしまうとあっという間に全滅してしまうことも……! 湿気を保たせるように気をつけてください。

その2 アリは揺れるのが嫌い! 
特に卵を育てている女王アリはとても神経質。 
揺れると、「卵を安全な場所に移動しなくては!」と落ち着きがなくなります。 
ストレスをかけないよう、アリの家を置くスペースは事前に用意しておき、その後なるべく動かさないようにしましょう。

その3 温度は0℃以下、30℃以上はNG!
直射日光が当たるところは避け、これから夏を迎えることを考えて気温があまり上がらないようなところで飼い始めるのが良いです。
 


エサはどうするの?
と思った方もいるかもしれません。

この点については次回、詳しく触れていきます。
次回は、新女王アリと卵の生活に密着です!




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アリは乾燥に弱い。湿気を保つことが出来る飼育ケース選びを!
飼育ケースは極力、揺らさない。
直射日光を避け、温度は0℃以下、30℃以上はNG!





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 1日目(2013年5月27日)の女王蟻と卵。大きさの目安に飼育ケースの上に定規を置いてみました。



<新女王アリ•飼育ケース購入先>
ありんこすぽっと 



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木下奈緒美

写真作家、東京出身。国内外のパーティーをスナップしている。地元である深川のフリーマップペーパーの前編 集長。元保育士という経験を活かして、子どもを対象としたワークショップ活動も展開。2013年5月27日よりクロオオアリの新女王アリの飼育を開始。ク ロオオアリの観察BLOG:クロオオアリにっき
BLOG:まめにっき TWITTER:na03k
COLUMN:蟻想う、故に蜜あり


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