コラム

上毛町ナイロンガールズ

椎茸が「かわいい」干し柿に「ときめく」日常 総括・暮らし編【TNG_KNG Vol.7】

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こんにちは。小説家の三谷晶子です。

10/31~11/23までの24日間の上毛町ワーキングステイを終え、東京に戻ってきました。
上毛町での日々の詳細は私のブログ『三谷晶子の日々軽率。』、また仕事面での総括はこちらをご覧ください。

さて、一ヶ月弱に及ぶ、東京ナイロンガールズの田舎暮らし実験。
今回は暮らしの面から、この上毛町ワーキングステイを眺めてみましょう。


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すっかり、東京ナイロンガールズ陣の中で定着した雁股庵という呼び名。紅葉が盛りで本当に綺麗でした。

実際の田舎暮らしってどうなの? 不便で退屈なだけじゃないの?

この上毛町ワーキングステイに参加するにあたり、疑問を抱いた人から私は何度か質問を寄せられました。

実際、現在『実録! セクシー三十路ダイエット』連載中のコミックエッセイスト、
坂野りんこさんも私達が上毛町に滞在している間、「田舎ぎらいとファスト風土」と題し、
ブログを書いてくれています。

・坂野りんこブログ「田舎ぎらいとファスト風土

このブログにあるとおり、田舎暮らしにはある種のスキルが必要であることは、確かに本当かもしれません。



夜になったら食事の選択肢はコンビニのみ。


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滞在した雁股庵から徒歩5分ほどの山の中にはオーナーさん所有の椎茸畑が。いつでも椎茸もぎ放題でした。

東京にいる間の楽しみといえば、友人と会う、話題のお店に行く、話題のイベントに行くなどが主。
家事や炊事はできればやりたくない面倒なもの。そんな風に思っている人は多いかと思います。

しかし、私達が滞在した上毛町では、外食の選択肢がほぼありませんでした。
夜9時を過ぎたらまず外食施設はやっていない。開いているのは、家から車で30分ほどかかるコンビニのみ。

私達は普通に東京での仕事を持ち込んでいたので、食事をするのが夜中になることも。
それで、コンビニのご飯ではちょっと悲しい。ということで、必然的に自炊をすることになりました。

また、滞在する近辺にはオーナーさんのご親戚が多くいらっしゃり、おすそ分けとして
たくさん野菜をいただいていました。

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お近くの方から頂いた野菜。泥付きの収穫したてです。

せっかくの心遣いを無駄にするのはもったいない! 最初はそんな気持ちから、自炊を始めました。




いちじくや、干し柿に心ときめく。

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干し柿と干しいちじくを作成中の縁側。毎日、洗濯物と一緒に干していました。



最初はそれ以外に選択肢がないから始めた自炊。ですが、そのうちに、私はどんどん料理が楽しくなってきました。

東京では料理はしても、さすがに干し柿や干しいちじくを作ろうとは思いません。
しかし、私は、作成期間の間、どんどん干し柿や干しいちじくが愛しくなっていきました。
特に干しいちじくはいったん干した後にオーブンで何度か繰り返し焼き、
また数日干すという大変手間がかかるもの。けれど、私はそれを「面倒だ」とは思いませんでした。
むしろ、「楽しい」とすら感じていたんです。

それは、雑音や喧噪がない田舎だからこそ得られた感覚かもしれません。




何もないところで、何かを見つけるスキル。


友人と帰り道に鹿やイノシシを見つけてはしゃぐ。
満点の星空に心を奪われて空を見上げる。

これらは都会にいたら得られない夢のような時間です。

しかし、この田舎ならではの「夢のような時間」を得るために必要なスキルがあります。
それは、「何もないところで、何かを見つける」ということではないでしょうか。

上毛町には、お洒落なセレクトショップも、ラグジュアリーなスパも、
深夜営業しているレストランも、それどころかスーパーですら隣町まで行かなければありません。

けれど、日ごとに変わる山の紅葉の風景や、雨が降ると驚くぐらいに育つ椎茸、
日射しに照らされ日に日に甘さを増していくいちじくに、私は、毎日ときめき、
「何もないところで、何かを見つける自分」を発見しました。

慣れ親しんだ東京の喧噪より、静けさに耳を澄ますような上毛町での日々が、
とてもエキサイティングで刺激と変容に満ちていました。

田舎暮らしが合う・合わないは個人の好みとしてあると思います。

しかし、自分の変化や変容を感じることは、いつだって刺激的なものではないでしょうか。

「何かがなければ、夢のような時間は送れない」。それも、単なる思い込みなのかもしれませんよ。






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三谷晶子

小説家。東京出身。女性誌中心に恋愛、ワークスタイル、ライフスタイルなどの記事を手掛けるライターを経て、2008年『ろくでなし6TEEN』(小学館)で小説家デビュー。2012年『腹黒い11人の女』(yours-store)刊行。自身の経験を反映した「あるある!」「これわかる!」と思うような共感を呼ぶ文章は、女の子の本音を小気味よく描いていると評価が高い。Webマガジン『東京ナイロンガールズ』にて連載した恋愛コラムは累計250万PVを突破。2012年12月著名人専門有料メルマガサイトTheoryにて「現代を生きる女論『三谷晶子の非道徳女講座』」を開始。
BLOG:三谷晶子の日々軽卒。
TWITTER:akikomitani
COLUMN:腹黒い11人の女

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木下奈緒美

写真作家。東京出身。artist,photographer jewelry・豊洲LEGO部・party snap・RID・TO GOTHICS・東京ナイロンガールズ・深川・蟻
BLOG:まめにっき
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石井小百合

旅ガール。東京出身。江戸っ子バックパッカー、あだ名は「たらちゃん」です。雑誌JELLYにて、ブロガーとして紹介してもらいました。今まで旅した国は、ハワイ(オアフ、ハワイ)、韓国、ドイツ、スペイン(イビサ島も)、ポルトガル、ベルギー、オランダ、イタリア、バチカン、マレーシア、カンボジア、ベトナム、バリ、オーストラリア、シンガポールです。まだまだ地球は歩き足りません!!
BLOG:Sayudy@germany
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コヤナギユウ

東京ナイロンガールズ編集長。新潟出身。編集者、イラストレーター、WEBデザイナー、グラフィックデザイナー、コピーライター、ライター、スナップカメラマン、アートディレクター、クリエイティブディレクター、プランナー、ブロガー。 (株)yours-store代表取締役、神社検定3級、成都パンダ繁殖育成研究基地 公式世界パンダ大使 セミファイナリスト。英会話が不自由。
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