コラム

女社長漂流記

「あっという間の1年」を止めるライフハック【女社長漂流記 乙 vol.14】

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2009年の正月に書いた絵馬。その直後、何度この言葉を唱えることになったか……

今日が昨日のコピペなら、明日なんて来なくていい。
一年は長いと感じるために講じた手だては……?



乗りかけた船は乗る。
掛けかけた橋は渡す。
やらずに後悔するなら、やって後悔する。

私の行動パターンを、完結に書き記すならそういうことになるだろう。
なぜに険しい道ばかり選びたがるのかと言うと、それは幼少期の発見にある。


なぜ、子どもの一日は長いのか? 仮説をたてた


小学生の1日は長い。
朝、母親に叩き起こされてから、夜、母親に諭されてしぶしぶ布団に付くまで、日々の出来事は「生まれて初めて」の連続で、それはそれはドラマティックな毎日だった。

大人たちが年末になると口を揃えてこう言う。
「今年もあっという間だったね」
なんで? そんな風に感じたことがない。
長い1日を365回もかいくぐった1年が、なんで早いの? と。

それが中学になり、高校になり、「知っていること」の視野が広がるにつれ、「初めて」は減り、日々のドラマが色あせ始めていることに気がついた。

いかん、このままでは「あっという間」に大人になる。
というか、大人がよく言う「あっという間の1年」って、この調子で訪れるなら全く楽しくない。毎日が昨日のコピー&ペースト(略してコピペ)になってしまうなら、明日なんて来なくても同じじゃないか、と。(当時は「コピペ」なんて言わないけれど)


一日を長くするために「発見」を重視する


そこで私は考えた。
確かに、「生まれて初めて」の出来事は減ってしまうかもしれないけれど、きちんと目を凝らして過ごしていれば、「発見」くらいなら、毎日あるだろう、と。
その「発見」を忘れないようにすれば、今日が昨日のコピペにはならない。
すると毎日が「違う日」になり、1年は「あっという間」じゃなくなる、はず!

それからというもの、日々の「面白味」に目を凝らし、「不可解な事情」を疑い、「聞き分けの良い返事」を避けてきた。
全ては「発見」のため。
少しでも疑問の余地があれば首を突っ込み「発見」を貪る。

必然的にアマノジャッカル(天の邪鬼の凶暴なやつ)街道まっしぐらだ。

するとどうだろう。
「発見」を追うあまり社会からの「風当たり」日に日に強くなり、それでも「面白味」を求めて選択はより「面白さ」を追求。険しい道はより険しい方へ。

喜びは喜劇に、哀しみも喜劇に、毎日ネタで溢れているじゃないか!
まぁ、「毎日、大変」というのも否定出来ないわけだが。

しかし、人のスキルは上がる。
問題のこなし方にもかわし方にも馴れる。
毎日、毎時、毎分単位で襲ってくる「うまく行かないこと」もばっさばっさとなぎ倒し、そりゃあもう慌ただしいったらありゃしない。

それで気がつきゃ、12月だ。

ハッ! 今年も終いじゃないか!
それで結局こう言うのだ。
「あっという間の1年だったね」

中身が濃いなら、悪いフレーズじゃないと、やっと思えた34才の年末です。
またひとつ、大人になれました。





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コヤナギユウ


イラストレーター・デザイナー・プランナー・エディター。(株)yours-store代表取締役。77年新潟生まれ。路上でイラストポストカードを販売、 口コミで話題になり21歳で画集「and you.」(サンクチュアリ出版)を出版。渡米以後雑誌連載、グッツ展開を経てデザイナーに転身。2007年より法人化。2010年、下北沢にリアル店舗 「yours-store」を構え、同年に12年ぶりの著書を出版。
BLOG:i live you
TWITTER:KoyanagiYu
COLUMN:女社長漂流記 乙

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