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例えるなら「下の毛でバンジージャンプ」、ブラジリアンワックスやってみた

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Photo by scion_cho


グラビアの女性を見るたびに疑問に思うことがある。
写真の中の彼女たちは、たいてい面積の少ない下着を身につけていて、まるで桂正和の漫画からそのまま飛び出てきたようだ。三角形の布地の周囲はツルンとした素肌が続き、毛の一本も存在しない。あの布地の下はどうなってるのだろう。

あるとき、雑誌でブラジリアンワックスの特集を見つけた。毛に直接ワックスを塗り、固めて一気に毛を抜き取る、というシンプルな仕組み。脱毛=レーザー=高そう、怖い、と敬遠していた私にはもってこいのアナログさ。一気にベリッといってくれるところも好感が持てる。早速お店を探し、予約した。


いよいよ当日。ターゲットは「V・I・O」で「ツーフィンガー」


上野駅浅草口を降りて徒歩3分、大きな通りを一本入ったところにあるマンションの一室。
「どうぞー」と施術師のおねえさんが明るく出迎えてくれ、緊張が少し和らぐ。
渡された受付票に希望の脱毛部位(V、I、O)を記入。

Vラインというのはいわゆるビキニライン。ショーツからはみ出た部分、いわゆる鼠径部。
そしてIラインは大陰唇。早い話が足と足の間の部分。
そしてOラインは肛門の周り。もちろん脇の下を始め、全身の脱毛にも対応可能だそう。(顔もOK)

初めてなのでとりあえずVIOセットでオーダー。
次に希望の仕上がりを聞かれる。すべてつるんと除去することも出来るし、好きな形で毛を残すことも出来る。残す場合は毛の部分を▼にしたり、ワン/ツーフィンガー分の面積を縦長に残したり、ハートやダイヤ◆など、デザインして残すこともできるそうだが、ここは初心者らしくツーフィンガーで。



いざ、施術。記念すべき第一投目は突然に


「それでは隣の部屋で下だけ全て脱いで待っていてください。」
ベッドと作業台のある綺麗な施術室に通される。よし!と気合を入れてジーンズと下着を脱ぐ。たまたまチュニックタイプのニットを着ていたおかげで、脱いでも丸出しにならず、恥ずかしさが半減。
使い捨ての紙シーツが敷かれたベッドに腰を乗せ、仰向けに。

「それでは右足の膝を立ててください」
「そのまま右に倒してください。」

指示の通りに従うと、いつの間にか片足だけご開帳のポーズに。
羞恥心を感じにくいよう配慮してくれるのが分かる。ありがたい。

「それでは最初に一番痛いIラインからやっていきますねー」

一投目から一番痛いなんて! 着々と準備が進んでいくのが横目で見える。
温熱で溶かしたワックスをアイスの棒のような木匙ですくいとっていく。
蜜蝋をもとに、肌に優しい素材を足して作られているそう。
これを直接毛に塗り絡ませる。
じんわり温かい。
そこに味のりより少し長いサイズのワックスペーパーを、先ほどの部分に押し付…べりっ!!!!!!!!!!!!

あまりの早業とあまりの痛さとで声を出すより先に腰が浮いた。
てっきり、塗ったワックスが乾くまで待ってはがすと思っていたので、完全に不意打ち。
木匙にワックスをすくいとってからベリッ、までで大体15秒くらい。
後から痛みに気づく。
い、痛ってーーーーーーーーー!!!!!!

あとはそれの繰り返し。
剥がし方は容赦なく全力でむしり取る感じ。
この痛みを例えるなら「下の毛でバンジージャンプ」
自分の体重に更に重力が下の毛に集中したらきっとこんな痛みだ。
途中、「お客様、痛みにお強いほうですね」と感心される。
みんな痛さのあまり叫んでしまうそうだ。
いえ、痛すぎて声が出なかっただけなんです。

右側のベリッが終わると、残った数本の毛を丁寧に毛抜きで抜いてくれる。
ピン!と抜く感触がわかるものの、ベリッの後だからほとんど痛みを感じない。
2秒に1本くらいのペースでサクサク抜いていく。

そして反対側へ。
煌々と光るライトの下で他人に自分の性器を覗き込まれ、更に毛を抜かれているなんて、そこらのAVよりよっぽど卑猥な世界だ、美容って。



ジャングルが一瞬にして砂漠化。恐るべしワックス伐採


「それでは右側を向いて、左膝を曲げてください」

いよいよOライン。
施術前に赤ちゃん用おしりふきでグイッと拭かれる。
人様におしりを拭かれるのがこんなに恥ずかしいなんて。
変なのついていませんように。
そして温かいワックスがぬらりと肛門へ。
ひぎゃーーーー。そこへ間髪入れずバシッ!!ベリッ!!!

この触感は「超強力ぎょう虫検査」といったところ。一投目とは違い、全く痛くない!むしろ恥ずかしさのほうが大きかった。
と、ここで終了。

時間にして30分ちょっとくらい。
「毛量の多い方だと一時間くらいかかる方もいらっしゃいますよー」とのこと。
早く終わってよかった。

起き上がると腰下に敷いていた紙シーツが汗でぺったりと肌にくっついていた。
よほど緊張していたらしい。ドレッサーの鏡に写った自分の畑は大幅に農地縮小し、整然としていた。すごい。元から生えてなかったんじゃないかってくらい、Vラインが素肌。
手鏡が置いてあったので遠慮なく覗いてみた。
ちょっぴり残した畑の下にスベスベふわふわに生まれ変わった丘陵が続いていた。
ジャングルが一瞬にして砂漠化。恐るべし、ワックス伐採。

SATCでワックスの認知度が高まり、このお店も露出の増える夏場は朝から晩までお客さんがひっきりなしの毎日らしい。最近は男性客を受け入れているサロンもあるそうだがメインは20~30代の女性、60代女性のリピーターもいるんだとか!!

一見しては分らないアンダーヘアー事情。
そこまで利用者が多いなら、案外みんなきっちり整えているものなのかもしれない。

店を出て活気ある上野のアメ横をすり抜けながら帰路につく。
道ですれ違う人を見ては「きっとあの人もあんなことをしているに違いない」と勝手に仲間意識を覚え、嬉しくなった。あのギャルも、あのマダムも、もしかしてあのおじさんも「あんな痛みに耐えているのだなぁ」と勝手に思いながら、アメ横で買った魚の袋を揺らして帰った。
買った魚はすべてさばいた。八匹目のサンマの、青く点々とした小骨を骨抜きできれいに抜き取ったとき、施術者の視界が見えたような気がした。

written by cassis

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