デートインタビュー

web業界の才女と横浜・元町でおしゃれにデート! コード × 閑歳孝子【後編】

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コード女子

オタクを観察するのが好きな、「オタクのオタク」なんです。


LUMIX GF3と出かけるギーク女子のデート企画。話題のwebアプリを個人で次々と開発・発表するweb業界の注目女子、閑歳孝子さんと元町散策へ!フツーさとマニアックさが同居する閑歳さんワールドを、もう少し覗かせてもらいました。

アプリのアイディアを思いつくのは、なぜか旅先。


――新しいアプリのアイディアが旅行中によく浮かぶ、と聞きました。
そうなんです、自分の結婚式をきっかけに作った、とお話した「Smillie!」(前編を参照)も、最初に思いついた場所は母と出かけたペルー旅行でした(笑)。旅行はもともと好きで、年に1~2回はどこかに出かけていますね。


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元町ストリートをさらに進んで閑歳さんがふらりと入ったのは、テーブルウェアショップの「宝田商店」。創業1882年という、まさに横浜とともに歴史を刻んできた老舗の名店です。

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店内には洋食器がずらーり! 壁一面にかかるこちらは、好きな写真をお皿に焼き付けてオーダーもできるフォトプレート。

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ガラス食器も豊富です。光が反射した艶やかな色彩ガラス、GF3で撮るとまるで万華鏡を覗いているかのような幻想的な雰囲気に。

――ペルーとは、なかなかマニアックですね。IT系の職業の方って、なんとなくインドア派のイメージがありました。
普段は家でまったりすることも多いですけどね。でも旅行はいい気分転換になります。旅先では写真もよく撮りますよ。イギリスに行った時も公園のリスばっかり撮ったり。じつは高校時代には獣医になろうと思った時期もあったぐらい、動物好きなんです。

――さっきも裏路地ですかさず猫を見つけて撮ってましたね! ふだん写真を撮る時はどんなカメラで?
日常のスナップ写真は iPhone で撮って、Instagram(写真の共有サービス)などに載せることが多いですね。一眼デジカメはやっぱり「ハレの日」のイメージが強いかな。旅の思い出みたいに、長く残しておきたいものを撮りたいですよね。

――閑歳さんは、カメラ機材にも一家言ありそうな感じがします。
いや、意外とデザイン重視で選んじゃいます(笑)。このLUMIX GF3は、手にすっぽり収まるサイズがいいですね。そういえば、人生初のデジカメを買ったのは大学時代にカナダに短期留学した時でした。2000年頃で、まだデジカメがちょっと珍しかった頃ですね。7~8万円した記憶があります。

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店内の貴重なコレクションを前に、丁寧に説明してくださる宝田社長。洋食器メーカーで有名な「ノリタケ」のアンティーク製品などが豊富です。今では食器に使用禁止となってしまったという塗料が使われた昔の磁器は、とにかく色鮮やか! 「ポップ」モードで撮ると、アンティーク品とは思えないほどキッチュな仕上がりに。

――やっぱりデジタルものへのアプローチは早いんですね。ちなみに、他にはどんな趣味があるんですか?
なんだろう……やっぱりパソコンには昔から興味がありましたよね。18か19歳の時に、初めてパソコンを自作しました。

――やっぱりマニアックな一面があるんですね(笑)。
当時は新品のパソコンなんてものすごく高額で、とても手が出せませんでしたから。秋葉原に行ってパーツを揃えて、windowsのパソコンを組みました。

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宝田商店の店内では、こんなキュートなぬいぐるみも発見。スリランカ発のフェアトレードブランドだそうです。こちらも、もちろん「ポップ」モードで撮影!

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なぜか映画『コクリコ坂から』のポスターまで……と思ったら、なんと映画のワンシーンにお店の名前が登場しているんだとか。「映画の舞台が60年代の横浜でしょ、宮崎吾朗監督が“当時の横浜を知りたい”ってウチに取材に来て、そのお礼に載せてくれたんですよ」と宝田社長。閑歳さん含めて一同「へ~!!」と感激。



なんでも「作り手の気持ち」になって感情移入しちゃうんです。



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閑歳さんが散策中に撮影した元町スナップ。港町の風情には、「レトロ」モードがよくお似合い。

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創業1888年のパン屋さん発見! カタカナのロゴも、いい味出てます。

――やっぱりアプリのような「web上の存在」だけではなく、モノ作り全般への興味が強いんでしょうか?
どうでしょうね、でも何でも作った人の気持ちや意図を想像してしまうクセはありますね。あっ、さっきの店で話題にあがった『コクリコ坂から』を観た時も、私、宮崎吾朗監督に感情移入しちゃって……。

――へ? 登場人物にじゃなくて?
父である宮崎駿さんが脚本を担当し、それを映像化したわけじゃないですか。「どんな想いでこれを作ったんだろう」っていろいろ想像するともう……(と、しみじみ)。

――閑歳さん、やっぱり面白いです。ところで喉がかわきませんか? いい感じのコーヒーショップがありますよ!
あ、いいですね。ちょっと休憩しましょう。

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カフェタイムは、元町のメインストリート裏で偶然見つけたコーヒーショップ「リトル・ココ」で。カナディアンなフレーバーコーヒーを出すこのお店の店主は閑歳さんも留学したトロントで修行されたとか! 行き当たりばったりで歩いても、こういう素敵な店に出合えるのが元町のいいところ。

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オシャレ~な店内では、これまたイイ感じのお兄さんがコーヒーを淹れてくれました。白とポップカラーがバランスよく配置された店内が、絵になります。



ちょっと言いづらい趣味が、もうひとつありまして。



――閑歳さんとお話していると、いかにも「THE クリエイター!」のような雰囲気がないですよね。いろんなアイディアを生み出すのに、ご自身はアグレッシブな印象ではないというか……。
性格的には、自分からワーッと周囲にアウトプットするよりも、むしろ人の話を聞く方が好きかもしれませんね。

――なるほど、先ほどの感情移入の話じゃないですが、物事をインプットするアンテナが鋭いんでしょうね。
たぶん「自分が本当に好きなことをやっている人」を見るのが好きなんです。その繋がりで言うと、じつはもうひとつ好きなことがあるんですが……。

――なになに、何でしょう。
趣味と呼んでいいのかわかりませんが、いわゆるコミケに行って、コスプレしている人を見るのが好きなんです!


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バニラやヘーゼルナッツ、シナモンなど、甘~い香り漂うフレーバーコーヒーを楽しめます。メニューのデザインもポップ!

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カフェの手描きロゴがかわいくて、思わずパチリ。

――えーと、ご自身がコスプレするわけではなく。
コスプレしている人の写真を撮るのが好きですね。コミケに集まるのはいわゆる「オタク」と呼ばれる人たちですけど、自分が好きなことを思いっきり表現していますよね。その様子を見るのが楽しいんです。

――傍観者に徹するわけですね。でも単なる興味本位だけではなく、愛のある傍観者ですね。
言ってしまえば「オタクのオタク」ですね(笑)。自分のデジカメにも、人のコスプレ写真がたくさん入ってます。

――でもアプリ開発となると、今年リリースされた「Zaim」は家計簿のサービスだったりと、テーマがすごく日常的ですよね。
アプリは、あくまで多くの人に使ってもらうためのものですから。奇抜なものというよりも、人の日常に寄り添うサービスを作りたいと思っています。

――ではアイデア旅行のお供には、ぜひLUMIX GF3を!(笑)
はい!


ギークっぽさとフツーの狭間を行き来する閑歳さん。絶妙なバランス感覚に気づけば引き込まれていった元町の昼下がりでした。これからも、そのセンスで“便利でちょっと楽しい”アプリをたくさん作ってください!


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元町デートといえば、やっぱり山下公園! この広い空と緑、東京ではなかなか味わえない開放感です。閑歳さん、楽しかったです!



プロフィール
閑歳孝子
1979年生まれ。大学卒業後、日経BP社でIT専門誌の記者・編集者として3年間勤務した後、知人が立ち上げたweb系ベンチャー企業に転職。現在は(株)ユーザーローカルでwebサービスの開発に関わりながら、個人名義でも話題のwebアプリを多数手掛ける。これまでに手掛けたアプリは、Twitter上のトレンド発言を集める「ReTweeter」、写真のスライドショーサービス「Smillie!」など。ソーシャル家計簿アプリ「Zaim」は、webサービスのプレゼンイベント「WISH2011」で大賞を受賞した。
http://zaim.net/
東京ナイロンガールズ編集部

タナカ マリ

written by タナカ マリ
ライター・編集者。あり余る体力を趣味のバイク、ランニング、サルサダンスで燃焼中。

コヤナギユウ

photo , edit by コヤナギユウ
東京ナイロンガールズ編集長。多趣味を仕事にしてしまい、結果無趣味。



撮影協力

宝田商店
住所:神奈川県横浜市中区元町3-118
電話:045-641-0057
営業時間:10:00~19:30

フレーバーコーヒー専門店 Little coco
住所:神奈川県横浜市中区元町3-131
電話:045-201-7707
営業時間:9:00~19:00


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