デートインタビュー

四足のわらじなToyさんと夜遊びデート! バーレスク × Toy【後編】

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バーレスクの“じらし美学”は“大和なでしこ魂”に通ず!?

LUMIX GF3と出かけるギーク女子とのデート企画。第二弾は、農業を営む傍ら、日本の女子たちにバーレスクカルチャーの素晴らしさを伝えるべく、数々のイベントを手掛けているToyさんと夜遊びデートへ。バーレスクとは、音楽に合わせて踊りながら少しずつ服を脱いで行くセクシーなダンスショーのこと。バーレスク×農業×デザイナー×イラストレーターという四足のわらじ生活を送るToyさんに、バーレスクの魅力を語ってもらいました。

バーレスクの真髄とは“じらし”の美学である


――Toyさん自身がバーレスクダンサーやピンナップガールを思い通りに撮れるとしたら、どんな風に撮りたいですか?
やっぱり表情に注目したいですね。派手でカワイイ衣装やメイクも大好きですが、やはりその人の内面が伝わってくるような一瞬の表情を逃さず撮りたいです。

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――ショー中のダンサーが見せるセクシーな目つきや、自信に充ち溢れた表情って、何とも言えない魅力がありますよね。
そうなんですよ。ただ“セクシー”なだけじゃない、それ以上の何かがある気がして。ただ、暗いところで激しく踊るので「これだ」という“一瞬”を捕えるのがなかなか難しかったんです……。LUMIX GF3なら、私でも雰囲気のある写真が撮れる気がしてきました!

――動画も簡単に撮れるんですよ。シャッターのすぐ横に録画ボタンがあるので。
あ、これですね。ホントだ、シャッターを切るのと同じような感覚で動画への切り替えが自然にできますね。これなら写真も動画も撮りたいと思った時にすぐできそう。

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Toyさんが大好きな代官山のバー「AMARANTH LOUNGE」にて。目で見た感動と同じように写真撮影が楽しめますよ。

写真、動画、どちらで撮るにしても、私はバーレスクの中に自分の求めている理想の女性像があると思っているんです。

――理想の女性像?
はい。バーレスクの美学って、やはり見えそうで見えない、脱ぎそうで脱がない“じらし”=“TEASE”な部分なんですよね。“恥じらい”の美学、と言ってもいいかな。今はあけっぴろげな性ばかりがもてはやされている時代ですが、見せれば見せるほど本物のセクシーさとはどんどんかけ離れていく気がして。

――なるほど。じらしの美学ですか。確かに昔の日本にはそういうチラ見せの文化があったようにも思えるけれど、いつ頃からこんなにあけっぴろげになったんでしょうか?

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オーナーも物知りですごく魅力的な方です!

(オーナー)日本でも「バーレスク」と呼ばれていた時期があったようです。その昔は女の子の素肌がちょっと見えるだけでみんな大フィーバー。戦後から1960年代、ミュージックホールやキャバレー文化華やかなりし頃までのダンサーたちにも、見せずに魅せるチラリズムの美学がありました。でも、次第にお客様も刺激を求めるようになって「御開帳しなければつまらない」という風潮になっていった。それまで、大事なところを見せずにダンスで魅せていた子たちも見せびらかす方向になってきちゃったのね。

――なるほど。なんだか寂しい気もします。



“ファンタジー”を軸にカルチャーを繋げたい



――そういえば、バーレスクってそもそもどこの文化なんですか?

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真剣に質問に答えてくれるToyさん。「バーレスクに出会って人生が180度変わっちゃいました」とか。

ヨーロッパが発祥と言われています。偉い人をセクシーな風刺でおちょくって笑わせたバーレスク文学が起源ですね。それがやがてアメリカに渡ってセクシーなダンスやショーの要素が華開いたというわけ。

――で、アメリカから日本へと伝わったんですね。
その通り。私にバーレスクを教えてくれたエロチカ・バンブーさんは、アメリカのバーレスク世界大会で2003年にワールドチャンピオンに輝いた方なんですよ。

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バーレスクダンサーのErochica Bambooさん。10代からグランドキャバレーやナイトクラブでダンサーとして活躍し、2003年アメリカで開催された「バーレスク世界大会」に飛び入り参加し優勝! 2009年には帰国し、東京でバーレスクイベント『TOKYO TEASE ~far east exotica~』を立ち上げる。(撮影:Don Spiro)

――え?日本の方なんですか? 知らなかったです!
エロチカさんが日本に戻ってきたことで、日本のバーレスクが息を吹き返して最近また盛り上がってきてるんです。もっともっとバーレスクっていうカルチャーを皆に知ってもらいたいですね。スピードとか利益とかばかりが求められるこんな時代に、想像力を使ってわくわくドキドキできるエキサイティングなショーですから。つまり、バーレスクとは“ファンタジー”なんです!

――“ファンタジー”?
見えない先を想像して楽しめる、イマジネーションをかきたててくれる存在ということです。ディズニーランドに行くのと同じような楽しい世界が待ってますよ。女性のセクシーさをアピールするダンスなので男性しか楽しめないと思われがちなんですけど、そんなことはありません。ファンタジーという意味では男女関係なく楽しめると思うし、むしろ女性にこそ見に来てほしいですね。

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魅惑的な衣装もバーレスクショーの醍醐味。ショーや撮影用に衣装の提供をしている恵比寿のブティック「ALCATROCK」へお邪魔しました。個性的で凝ったデザインのヴィンテージ衣装がズラリ。どれも手入れが行き届いていて感動! レンタルも行っているそうですよ。

――セクシーダンスを女性にこそ見せたいとは!?
バーレスクの真髄は、じらしや恥じらいです。もちろん女性が音楽に合わせて脱いでいくセクシーなショーではありますが、その本質って“大和なでしこ魂”みたいなものに通じていると思うんですよね。まるで格闘技を習っている人が“武士道”に行きつくように。

――なるほど深いなぁ。今後は「BAPS JAPON」としてどんな活動を?
“ファンタジー”をキーワードに、色々なカルチャーと繋がっていきたいですね。異文化であっても、その化学反応をお互いに楽しめたら。クリスティーナ・アギレラ主演の映画で初めて「バーレスク」を知った方も多いと思いますが、ぜひ本物の“大人のためのファンタジー”なバーレスクを一度体験してほしいです。これからもそんなステキなイベントがたくさん企画できたらと思っています。

――それはすごく楽しみ! ありがとうございました!

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(おわり)


プロフィール
Toy
農業を営む傍ら、日本でのバーレスクカルチャーを浸透させるべくポータルサイト「BAPS JAPAN」の立ち上げに参加。“ファンタジー”をキーワードに、パフォーマンス・音楽・アートカルチャーとのコラボレーションやイベント、バーレスクのワークショップなどの開催を数々手掛ける。そのほか、デザイナーやイラストレーターとしても活躍中。
http://www.bapsjapon.com/
http://bapsjapon.com/blog/
東京ナイロンガールズ編集部

まつざき みわこ

written by まつざき みわこ
フリーライター。舞台好きでラーメンズと宮崎アニメが心のよりどころ。

コヤナギユウ

photo , edit by コヤナギユウ
東京ナイロンガールズ編集長。多趣味を仕事にしてしまい、結果無趣味。



撮影協力

AMARANTH Lounge(アマランス ラウンジ)

住所:東京都渋谷区猿楽町2-5 Sato estate bld.3rd 5F
TEL :03-3770-2331
営業時間:21:00~4:00
定休日:月曜日

ALCATROCK(アルカトロック)

住所:東京都渋谷区恵比寿西1-32-14 Dear Ebisu 1F
TEL :03-6427-0909
営業時間:13:00~22:00

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