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貯金がゼロでもアメリカで暮らせる!? 「オペアプログラム」を使ってみた

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Photo by Brave Heart


満員電車の車窓から見上げる風景に飛行機が映り込む度、「ああ、私もつれてって~」なんて、猛烈に外国へ行きたくなる。国なんてどこでもいい。日本から私を連れ出して欲しい。



でも実際のところ、アメリカに1年間、もしくはそれ以上の留学しようとなると、恐 ろしく費用がかかる。学費が高いのはもちろん、生活費も渡航費用もと考えると…。そのためにまずは日本で一生懸命働いて、留学費用を稼いで、そしていざ渡 米! でも正直そんなに待てない。貯まる目処もたたないし、今すぐに行きたい、手段は選ばない! という場合、絶好の方法がある。アメリカで働きながら、 学校へ通えばいい。そんなことできるの?って思うかもしれない。


 あまり知られていないけれど、アメリカに滞在しながら、働けてお金ももらえて学校も通える、という合法的な方法がほんとにある。それが「オペアプログラム」。





部屋と仕事はもちろん、三食、渡航料、学費付!


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このプログラムの特徴を簡単にいうと



・住み込みでホストファミリーの家に滞在しながら、その家の子どもの世話をする、いわばベビーシッターになる
・空いた時間で学校に通える。費用の一部はファミリーが負担(年間500ドルまで)
・食費、滞在費は住み込みなのでほぼゼロ(外食する場合は自己負担)
・週給195.75ドルもらえる
・往復航空券はファミリーが負担




つまり、



・食費タダ
・生活費タダ
・しかも、お給料がもらえる
・しかも、学校も行ける
・最短1年、最長2年の滞在が可能
・飛行機代タダ



っていうプログラム。「何それ、してもらってばっかじゃん!そんなオイシイ方法あっていいの?」って思うかもしれないけど、一人オペアを雇うためにファミリーは、エージェントにも莫大な費用を払っていることを知っておかなくてはいけない。つまり、その対価にみあう労働力をちゃんと提供しなきゃいけない。



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基本的に仕事内容は、子どものお世話。
その家の子どもの年齢や人数によっても仕事は変わってくるけれど、子どものランチをつくったり、学校や習い事へ送り迎えをしたり、寝かしつけをしたり一緒に遊んだり洗濯をしたり、とにかく子どもにかかわること全般が仕事だ。共働きのファミリーにとってオペアは本当に必要不可欠な存在なのだから、しっかり責任をもって仕事をしなくちゃいけない。






同じ留学でもコミュニティカレッジと大学は全然違う


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あと、オペアは留学と思ってる人がいるかもしれないけど、オペアとして通える学校には限界がある。
近所にコミュニティカレッジがあれば、そこでESL(English as a Second Language の略。第二言語としての英語を学ぶこと)に通うこともできるし、それ以外に普通の学生と混じって好きな科目をとることも可能。なければ教会や図書館がやっている無料の語学クラスに参加したりすることもできる。



でもそれは「アメリカの大学に通う」ということとは、大きく違う。


アメリカで学位をとるとか、帰国後は留学経験を生かして仕事のスキルアップをはかるとか、そういう考えをもってアメリカにのぞむのなら絶対に、どんなに大 変でもしっかりお金を貯めて、TOEFLテスト(Test of English as a Foreign Languageの略。英語を母国語としない人々の英語コミュニケーション能力を測るテスト)を受けて学生ビザでアメリカの大学に通ったほうがいい。これは絶対。コミュニティカレッジと大学は全然違うものだから。そこを勘違いしちゃうとあとあと大変かと思います…。


そのへんは是非こちらの本を読んで欲しい。


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さらに、オペアプログラムに参加するにはいくつか大切な条件がある。(以下はアメリカのオペアプログラムの場合。国によって条件は変わる)



・18歳から26歳
・200時間以上の保育経験がある
(前職が保育士さん、という人は即クリアですが、そうでない人はアルバイトかボランティアで、保育経験を積まなければいけない。1日8時間週5日働いたとして1ヶ月1週間でクリア)


・高卒以上の学歴
・日常会話程度の英会話力
・健康であること



気になるのが年齢制限。もし今26歳なら、27歳の誕生日を迎えるまでに渡米を。準備は早めが肝心!



 オペアは、アメリカへ滞在するのにすっごく経済的な方法だし、ファミリーのなかに入り込んで暮らすことで言葉や文化をたくさん学べる。いずれ、その ファミリーはあなたの第二のファミリーになるかもしれないし、出かければ友達だっていくらでもできる。なにより、子どもたちから学ぶ事だって本当にたくさ んある。


 もしもいますぐにでもアメリカにきたいとか海外に出たいという夢があって、でも全然お金がない!という場合に、あなたにとってオペアプログラムは選択肢のひとつになるだろう。





「オペア」とはフランス語で『対等』という意味


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個人的な見解として、現地で労働ができる、収入があるというのは思った以上に快適。


普通の留学だと基本的に現地では無収入なので、貯めた貯金をきりくずしていくか親から仕送りをしてもらうか…になるけれど、これは私にとっては非常にストレスだった。やっぱり何の罪悪感もなく暮らしたいし!


また就労ビザのとりにくいアメリカという国で、オペアは就きやすい仕事(仕事が楽という意味では決してありません!あくまで就労するまでの過程が比較的他 よりはスムーズだと思います)だし、アメリカで働くことと学ぶことの両方ができていい経験になるはず。あらゆることのはじめの一歩になり得ます。



…というのも、ここまで力説してきたわたくしですが、ただ今オペアプログラムでの生活がやっと1ヶ月経ったところ。
仕事はもちろん大変です。
ファミリーと気が合わずにホストチェンジを繰り返すオペアだっています。
価値観の食い違いでストレスがたまったり…。



異なる国、異なる文化、異なる言語、異なる価値観、違うものだらけなので当然といえば、そうですが…。
大事なことは、ファミリーが負担している莫大な金額に見合う仕事を自分が提供できているか、と常に確認する必要があります。



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子どもたちとつくったオムライス。顔は子どもたちが書いた

オペアとはフランス語でau pair、対等に、平等に、という意味です。
忙しいファミリーに時間と労働力を提供し、そのかわり経済的に生活の基礎を与えてもらった上で、言語や文化を学ばせてもらう。
お客さんとして扱われたいのならホームステイをすればいいんです。その分料金もかさばりますが、選ぶ権利は自分にあるのですから。



ちなみに、オペアとして渡米するまでにどれだけ節約しても10数万円かかります。
ビザをとる為に必ずエージェンシーを通さなくてはいけません。料金はだいたい10万~30万くらいが相場だと思います。
わたしは業界最安値と思われるエージェンシーに登録し、10数万を負担しました。他にもビザ手数料など諸費かかります。



1年の滞在で10万は安い、と思っていましたがオペアプログラムにこんなにお金を払っているのは日本くらいだと聞いた事もあります。他の国は数千円だったり、逆に国からお金をもらって来ていたりするみたいです。



しっかりと目標をもって1年間、自己責任でやっていく自信があるなら、海外に思いを馳せる人にとってオペアプログラムはぴったりな選択肢だと思います。海外で暮らしたい!でもお金がない!といいわけする前に、是非一度この選択肢も検討してみてください。


わたしも頑張ります!





written by miyaco

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