ガール・ミーツ・ガール

新開発中の田園都市「たまプラーザ」with はあちゅう

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たまプラーザ×はあちゅう
 
 ガール・ミーツ・ガール6回目のゲストは、クリスマスまでに彼氏をつくるブログ「さきっちょ&はあちゅうの恋の悪あが記」を立ち上げて、学生ブロガーとして一躍有名人になったはあちゅうこと伊藤春香さんです。

 はあちゅうさんは、学生時代に書籍を4冊出版し、企業とのタイアップブログを多数執筆。 大学卒業時には、多数の企業をスポンサーに付けて世界一周旅行を達成した、ものすごい行動力の持ち主です。 今年の春から大手広告会社に就職したと思ったら、突然転勤を命じられ、現在は名古屋に住んでいます。そんなアクティブな女の子、はあちゅうさんのご実家があるたまプラーザでデートしてきました。

Photo & Text:トミモトリエ


たまプラーザ×はあちゅう
たまプラーザ駅は渋谷から急行で約20分。再開発中のたまプラーザテラスは、2010年の秋に全面開業予定

ブログで人生変わりました


──はあちゅうさんは、大学生の時に色んなブログを書いていましたよね。

 ブログをはじめたのは2004年の6月、12月にさきっちょという友達とはじめた「さきっちょ&はあちゅうの恋の悪あが記」というブログです。このブログは クリスマスまでに彼氏をつくるために女の子2人が悪あがきをするというもの。これをきっかけに仕事としてブログを書くようになって、企業とのタイアップやブログのコンサルティングしたり......。一番多い時で30個のブログを書いてました。

──30個ですか!?

 毎日更新するわけではないので、そこまで大変ではないですよ。週2回更新や月1回更新のブログもあり、裏ブログみたいのも含めて30個です。 内容は、個人的な恋愛やごはんのブログ、企業とのタイアップブログなど、たくさんありました。 今更新してるのは、メインブログの「はあちゅう主義。」だけです。

たまプラーザ×はあちゅう
女の子らしいワンピースで現れたはあちゅうさん。よく行くというカフェDEXEE DINER(ディキシー・ダイナー)の前

──「恋の悪あが記」を立ち上げたきっかけは?

 当時登録していたブログランキングでさきっちょのブログを知って、ちょうどその時朝日新聞の学生記者もやっていたので、彼女にインタビューしたんです。彼女のことをものすごく好きになってしまって(笑)。「この人はなんとかしてつなぎとめたい! 特別な関係になりたい!」と思い「一緒にブログしてください」ってお願いしました。

──クリスマスまでに彼氏をつくるというテーマにした理由は?

 本当のテーマは「女磨き」なんです。彼氏をつくるために女磨きをするっていうテーマで、 彼氏をつくりたいからというより、見てる人に楽しんでもらいたいというのと、話題作りが目当てでした。

 元々、女子の集まるポータルサイトがつくりたくて、そのための人寄せのブログを一緒にやろうっていうのがはじまり。普通に女磨きやってもおもしろくないと思って、ちょうどお互い彼氏がいなかったので、わかりやすい目的を立てたんです。

たまプラーザ×はあちゅう
たまプラーザ×はあちゅう
オシャレなカフェが多い。ケーキがおいしくて有名なカフェ「DEFFERT(デフェール)」でケーキを食べることに

──結果として、彼氏はできたんでしょうか?

 さきっちょはできたんですけど、私は好きな人もできませんでした。 入れ替わり立ち代りろんな人に会って、出会いはたくさんあったけど、好きな人はできなかったんです。 さきっちょは、その人とずっと付き合ってて、来年結婚するんですよ。

──やったかいがありますね(笑)

 叩かれたりもしましたけど、さきっちょとそういう時間を共有出来たことが嬉しいし、 話題になって、本出して、いろんな人とのつながりができたので、やってよかったです。 一番多い時で1日47万ページビューあったんですよ。 大学で、知らない人に「はあちゅうだ!」って指さされたりして、ブログで人生変わりました。

さきっちょ&はあちゅう 恋の悪あが記 Super edition (ブログブックス)
ライブドアパブリッシングから出版された「さきっちょ&はあちゅう 恋の悪あが記 Super edition (ブログブックス)」
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たまプラーザ×はあちゅう
たまプラーザ×はあちゅう
ケーキの単価は高めですが、店内は行列が出来るほどの人気

Google先生に認められたブス


──有名になるにつれて、ネガティブなコメントも?

 何度も炎上して、めちゃくちゃ叩かれましたよ。 「ブスなのに写真載せるな」って。 わたし、Google先生に認められたブスなんですよ(笑)。Google検索で、ブスの画像検索で1位になったことがあります。一時期「はあちゅう」って検索すると、検索候補に「はあちゅう ブス」って出てきて......。もう、トラウマですよ。

──ある意味すごいですけど、それは傷つくかも......。

 笑えるときと笑えないときがありました。「見てると具合が悪くなるブス」って書かれたことがあって、その時は、これ以上傷ついたことないってくらいショックだった。私って顔で人を不快にするんだ......って思って、2日間寝込みました。 鏡見れなくなって、ずっと布団の中で泣いてて、生きてていいいのかなみたいな(笑)。更にその時、合わせて7万円相当入ってた財布を盗まれちゃったんです。

たまプラーザ×はあちゅう
デパ地下でタレントをよく見かけるという東急デパート

──どん底状態ですね。

 ネットでも叩かれるし、財布盗まれるし、生きてていいことないやって、すごく落ち込んでました。 でも、次の日家に帰ってきたら、母親が新しい財布を机の上に置いておいてくれたんです。 その瞬間、私には、愛してくれる人がいるんだって感じて、楽になりました。何言われてもいいやって思えたんです。

たまプラーザ×はあちゅう
たまプラーザ×はあちゅう
お花見や夏祭りなど、地元の人にとって憩いの場所になっている「美しが丘公園」

男の子と話すのにシュミレーションをしてた


──はあちゅうさんは、昔からこんなにアクティブだったんですか?

 私、高3デビューなんですよ。高校3年生の夏まで、暗い毎日を送っていたんです。 もしかしたら、周りからはそう見えてないのかもしれないけど、ベクトルが内向きな子で、人との距離感の掴み方がわからなくて、ずっと人間関係で悩んでました。

──それはちょっと意外ですね。

 実は、中学生のときは色んなストレスがあって、荒れてたんです。ギャグみたいに家出してました(笑)

 高校は私立のいい学校で、日本一学費の高いところだったので、 すごい才能を持った人たちが集まっていたんです。テニスプレイヤーだったら世界レベルとか、ピアノで全国2位の人とか、英語でもネイティブみたいに話せる人がいて、 そこにいたら、自分が何もできない存在に思えて......。

 この人たちには人生やりなおさないと勝てないと思って。 髪の毛抜けるし過呼吸になるし、精神的にアップダウンが激しかったです。

たまプラーザ×はあちゅう
たまプラーザ×はあちゅう
寒くなってきたので近くの「CAVOLLO CAFE(キャボロカフェ)」へ。ここはTBSドラマの撮影現場になったお店

──何がきっかけで変わったんですか?

 高校3年生の夏休みに、ユネスコの奨学金をいただいて、パナマで現地の人と生活するプログラムとして、留学しました。 私は、9歳から13歳まで香港とシンガポールに住んでいたこともあったので、英語はそこそこ話せるんですけど、現地の人はスペイン語で、 全く意思疎通が図れなかったんです。もう振り切るしかなくて、恥ずかしいなんていう感情を捨てて、自分を出さなきゃいけなくて......。そこで、人とぶつかり合うことは大事なことだって気付いたんです。

たまプラーザ×はあちゅう
たまプラーザ×はあちゅう
財布の中に、四葉のクローバーや珍しい2ドル札、お守りなどを入れて持ち歩いているそう

──それまでは自分の言いたいことが言えなかった?

 言えなかったですね。特に男の子としゃべれなかったです。例えば、日直で日誌をわたさなきゃいけないってときも、前日から「この時間とこの時間の間ならあの場所に座ってるから、このタイミングで話しかけよう」とか、 男の子と話すのにシュミレーションが必要な子だったんです。自分だけ浮いてるんじゃないかとか思って、誰かが話して笑ってたら、 自分が笑われてるんじゃないかと思ったり、自意識過剰でした。

たまプラーザ×はあちゅう
iPhoneで、名古屋の写真をいろいろ見せてくれました

頑張ったら人生楽しくなるんじゃない?


──ブログよりもパナマで人とぶつかり合うことを知ったというのが、人生の転換期だったんでしょうね。

 パナマにいった時に「このまま自分を出さずに、人生損して生きていくのか?」って自問自答して、もっと開かなきゃって思ったんです。それからいろんなものに応募して、挑戦するようになって、全国高等学校弁論大会に代表で出たこともありました。 しかも、運がよくて、応募すれば全部賞を取れたんです。作文とか写真のコンクールとか、何をやっても賞を取れて、頑張ったら人生楽しくなるんじゃないかって。

──なるほど、それで大学生になって更にパワーアップしたわけですね。

 そのまま勢いにのって大学に行って、やったことないこと全部にチャレンジして、世界を広げていこうと思ったんです。 たくさんのサークルに所属して、バイトもたくさんやって、朝日新聞の学生記者とか課外活動もいろいろやって、ブログもやって......。

 あとは、内閣府日中親善交流事業の中国代表に選ばれて、中国の土地に派遣されて偉い人と交流して、天皇皇后両陛下に報告するなんてことも。皇太子さまと天皇皇后両陛下にお会いしました。

たまプラーザ×はあちゅう
めずらしい野菜の自動販売機。ロッカーの中に野菜が入っていて、お金を入れて取り出せる仕組み

──タダで世界一周するっていう企画もやってましたよね?

 ブログで人生変わったので、大学生活の締めくくりとして、最後にもう一回何かやりたいと思って、 企業から協賛金をもらって、世界一周旅行をするという企画をやりました。お金だけじゃなく、商品をもらったり、ホテルの割引だったり、帰国してから行ったイベントの協賛も含めて、 動いたお金は200万円以上。旅行自体はタダで出来ましたけど、協賛をつけるために大阪まで営業行ったりもしていたので、儲けはありません。

──旅行自体は楽しめました?

 楽しめたときと苦しいときと半々ですね。ブログを更新しないといけなかったので、ブログを書く時間で、ブログに書くための経験する時間がなくなるというフラストレーションで、 ストレスもたまったし、同行した友達と大喧嘩しました。

 協賛企業に対しても、目標ページビューに届かなかったり、購買につながらなかったりっていう申し訳なさがったりで、純粋には楽しめなかったです。でも、それをしていなければ得られなかった感動もあったし、いろんなことを学べました。

わたしは、なぜタダで70日間世界一周できたのか?
70日の世界一周旅行をまとめた本「わたしは、なぜタダで70日間世界一周できたのか?」
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たまプラーザ×はあちゅう
たまプラーザ×はあちゅう
よく行くという雑貨屋「verda(ベルダ)」。色とりどりのかわいい雑貨が所狭しと並んでいます

はあちゅうではなく、伊藤春香として勝負したい


──はあちゅうさんは今、名古屋で働いてるんですよね?

 春から広告会社に入社したんですけど、すぐに名古屋への転勤が決まり、今は名古屋で働いています。あまりに突然の引越しだったので、しばらくは周りの友達も私が東京で働いてるもんだと思っていたようで、東京の飲み会に誘われることも(笑)。

──名古屋に行くことは、就職する前に決まっていたわけじゃないんですね。

 想定外ですよ! むしろ、たまプラーザからもっと会社に近い都心に引っ越そうかと思ってたくらいなんで。 でも今は仕事が楽しいので、仕事を辞めて東京に戻りたいとも思わないし、しばらくは名古屋にいるつもりです。 東京はいつでも帰れますから。あと、名古屋で好きな人も出来たので......。完全に片思いなので辛いですけど(笑)。

たまプラーザ×はあちゅう
生クリームどら焼きが人気という、和菓子店「茶菓あずきや」。ここ数年で新しいお店がたくさん増えたそうです

──就職せずに、フリーで活動するとか、起業することは考えなかった?

 このまま、はあちゅうでいたくないんです。 そりゃ、ブログで話題になったことはあるけど、2004年が最盛期で、それを超えられないことを私自身、わかっています。 このまま独立したら、自分の能力をしっかり見極められなくなって、似たような人ばっか集まってきてしまうんじゃないかな。 どんなに異業種交流会とか行っても、枠から出られない。はあちゅうではなく、伊藤春香として勝負したいんです。

──会社に入ることで見えてくることもありますもんね。

 大学に入ったときは、こんな人もいる、あんな人もいる! っていう驚きがあって、それは会社に入ってもう一回あったので、すごく良かったです。 うちの会社は本当に「人」が素晴らしい会社。あと、日本の会社は社会人としての基礎を鍛えてくれて、育ててくれるから、ありがたいですね。

たまプラーザ×はあちゅう
すっかり暗くなるまで話し込んでしまいました

──これからやりたいことや目標は何ですか?

 私には、個性がないと思ってるんです。秀でるものがなくて、今も探し中。ずっと作家になりたくて、大学生のときにひょんなとこで本を出すことにはなったけど、あれはキワモノというか......。今まで出してる本って、自分の人生を切り売りしてるだけなんです。

 本当は、人の心を動かすような小説を書きたい。でも、それをやろうとすると圧倒的に文章力も表現力も経験も足りません。どちらかというとプロデュースする方が向いているんだと思うんですけど。

──やりたいことと出来ることって違うんですよね。

 それでも私は、何か秀でるものが欲しいんです。人の心を動かすものを作りたいっていうのは、きっと、人と分かり合いたい、繋がりたい、認められたい、すごいって思われたい! っていう気持もがどこかにあるんだと思います。でも、単純に、誰かに笑ってもらうと、嬉しいじゃないですか。この人に喜んでもらえて幸せ、生きてて良かったー! って思うんです。異性でも、よく笑う人がタイプで、笑顔に弱いみたい(笑)。だから、人に喜んでもらえるものを、形に残したいです。

──ありがとうございました。


撮影協力

DEFFERT(デフェール)
住所:神奈川県横浜市青葉区美しが丘1-5-3
TEL :045-901-3911
営業時間:10:00~20:00
定休日:水曜

キャボロカフェ (CAVOLLO CAFE)
住所:神奈川県横浜市青葉区美しが丘2-19-2 たまプラーザ日ノ樹ビル 1F
TEL :045-905-5224
営業時間:11:00~24:00

verda(ベルダ)たまプラーザ店
住所:神奈川県横浜市青葉区美しが丘2-14-8
TEL :045-903-1420
営業時間:11:00~20:00

はあちゅう

はあちゅう

1986年生まれ、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。 大学1年生の時に、友人のさきっちょと一緒に立ち上げた、クリスマスまでに彼氏をつくるブログ「きっちょ&はあちゅうの恋の悪あが記」が、 1日47万PVを記録する人気ブログとなり、各種ブログランキングの上位をキープ。現役女子大生カリスマブロガーとして話題になる。これをきっかけに、企業とのタイアップブログを多数執筆し、大学生にして書籍を4冊出版。 卒業旅行として、企業25社のタイアップをつけて世界一周旅行をする。 現在、名古屋で広告会社に勤務しながら、メインブログ「はあちゅう主義」を更新中。

はあちゅう主義。

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たまプラーザ駅(神奈川県横浜市青葉区)

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